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作品タイトル:S☆J
日時:
名前: Pg-making  [フォントカラー/背景色:/]
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<CENTER> <TABLE width="80%"> <CAPTION><FONT size="4"><B>







〜序章〜











</B></FONT></CAPTION> <TBODY> <TR> <TD align="center"><B><FONT size="4">西暦20XX年 第三次世界大戦勃発</FONT></B>
</TD> </TR> <TR> <TD> この大戦により、地球の多くの都市が壊滅。戦争の中心となった大国はその殆どが国力を使い果たして無力化し、解体を余儀なくされた。独立を保ったわずかな国々も、荒廃した世界に対する怒り、恐怖、不安が爆発し、各地で起こる紛争を抑えきれず、最終的には滅んでいった。独裁者が消え、政府が消え、悪が消え、法律が消え、数々の命が消えた。
 しかし、絶望的な状況の中でも、人々の希望の灯が消えることはなかった。人々は瓦礫の中から自分達の『街』を復興させていこうとした。幸い、核ミサイルによる放射能の被害が少なかったためでもある。国の解体により孤立したそれらの地域では、人望のある人物が指導者として民衆の上に立ち、人々を指導していった。そこにはもはや『国』という概念はなく、小さな『街』が人々の心のより所だった。世界各地に出来始めた『街』は、地球全体の復興を促進させ、文明も発達していった。大戦の傷跡を胸に秘めながらも、人々は希望に向かって一歩一歩と前進していった。</TD> </TR> <TR> <TD>












</TD> </TR> <TR> <TD align="center"><B><FONT size="4">西暦21XX 世界各地で10万以上の街が復興</FONT></B>
</TD> </TR> <TR> <TD> 新しい世界には『国』はなく、個々の『街』が人々を指導し、治めていった。各地に軍隊を持つ『街』も現れたが、それを行使しようという愚か者はいなかった。
 また、発展していった『街』の中で、特に成長が早かったアジア州第281号都市、通称『Pawa Land』が、いち早く『コンピュータ』に目をつけ、『街』の中に取り入れていった。やがて、住民の戸籍、セキュリティー、学校、その他様々なものにも『コンピュータ』が取り入れられた、『Pawa Land』は電脳都市と呼ばれるようになった。その後、『Pawa Land』だけではなく、他の多くの『街』が『コンピュータ』を取り入れるようになった。   
 地球の年号が西暦(A.D.)からエターナル センチュリー(E.C.)に変わったのは、ちょうどこの頃である、この平和が恒久に続くように、との願いが込められている。  </TD> </TR> <TR> <TD>













</TD> </TR> <TR> <TD align="center"><B><FONT size="4">E.C 0012 6月12日 ブラッド シュダ 事件</FONT></B>
</TD> </TR> <TR> <TD> 『コンピュータ』で規制された『街』に、この日大規模な集団ハッキング事件が起こった。犯人は未だかつて不明だが、この事件はコンピュータ相手に軍隊が何もできなかったことで有名となった。これにより、軍隊の存在が無意味だと判明。その多くが解散。このB事件は、その後も一つの節目として時代の基準になっている。
 そして、このB事件後、いちはやく行動を開始したのはまたしても『Pawa Land』だった。ここに、『街』に住む老若男女を問わぬ有志が集まり、コンピュータ犯罪にも対応できる特殊迎撃部隊を結成。『ジャスティス』の誕生である。</TD> </TR> <TR> <TD align="center">











第1話「反逆軍」前編・後編








</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
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ファイルNo.45
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<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">







<B>第39章</B>











「モーアー ドリックの作戦って何だったの?」








ヨウが緑ヶ丘基地に向かうジープの中でモーアーに聞いた。
モーアーは自分とゆうとでアフロを救出し、
ドリックがアフロの洗脳を解き正常な状態に戻し、
更にドリックが洗脳されたメンバーを正常に戻す薬をも完成させた事を話した。








「で その薬ってのはどこにあるんだ?」
「まぁ〜 それはいずれ分かりますよ」








そんな話のやり取りをしている内に、ヨウとモーアーはアロハー達がいる緑ヶ丘基地に到着した。
基地の表で見張りをしていたアロハーの姿を見つけたモーアーがジープから飛び降りた。

「アロハ〜!」

モーアーに気づいたアロハーも









「<B>動くんじゃねぇ〜 モーアー!</B>」と銃を突きつけた! ・・・へ?










「何で?」と、戸惑うモーアーにアロハーはいきなり発砲した。

--<B>Ban Ban</B>--

ヨウは何がどうしたのか理解出来ないまま引きつった顔でモーアーの方を振り返った。







すると、
モーアーの後ろの塀から銃を持った敵兵が「うう〜」とうめき声を上げて崩れ落ちた。







「油断するんじゃね〜 狙われていたんだぞ!」

アロハーはそう言って銃をホルスターに収めモーアーに歩み寄り、
「元気にしてたかよ〜 合いたかったぜモーアー!」
と首根っこを掴んでヘッドロックで締め付けた。
アロハーなりのスキンシップなのだろう、モーアーも苦しみながら喜んでいる。











しかし、虚瞑が向かわせた兵隊がこの時既にアロハー達を取り囲んでいた。














(モーアー 3時の方向に4人だ 俺は7時の方向の5人を片付ける 11時の敵はヨウに任せよう)

アロハーがモーアーの耳元でつぶやくと、塀に身を隠していた兵士等が銃を構えて飛び出してきた。
二人は素早くホルスターから銃を引き抜くと、
モーアーのデビルス・シーザーとアロハーのリボルト・カイザーが一斉に火を噴いた。

--Ban Ban Ban Ban-- --Ban Ban Ban Ban Ban--

飛び出してきた敵兵達はバタバタと倒れていき、
11時の方向にマジック・スピードで飛び込んだヨウも瞬時に敵兵3人を切り倒していた。








MAXとアフロは基地の中で打ち合わせをしていた所だったが、表の銃声を聞いて飛び出してきた。

「ヨウ! それにモーアーじゃないか!」

ヨウ、モーアー、MAX、アロハーそしてアフロの5人のジャスティスと
古木隊の比呂と古木兵達が
この緑ヶ丘基地で敵を迎え撃つ。








虚瞑が本部から送り出した兵隊の指揮を取るS・カビルが
その様子を遠くから双眼鏡で覗いていた。
その脇には洗脳されたジャスティスメンバー達の姿もあった。










一方、西海岸の沖合いに浮かぶ空母パサージュでは・・・(クリック







</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.47
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<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">







<B>第40章</B>











パワランドは都心から20km程北へ向かうと荒れた荒野地帯がある。
そこに古代ギリシャ神殿を思わせるような岩で造られた遺跡が存在する。
第3次大戦中ここが北の砦として外部からの侵略を防いでいた。
しかし、今となってはその要塞も遺跡と化して、
たまに考古学者などが調査に訪れる程度で一般人が訪れる事は殆ど無い。












その遺跡に向かってフレとアドバンが名馬「臥竜」に乗って荒野を駆け抜ける。

その上空を本部から飛び立ったヘリが爆音を轟かせ後を追ってくる。













「ウオッポ このヘリには武器は積んでいるのか?」











しんへいはどうやらアクション映画の様に
ヘリからカッコ良くマシンガンをぶっ放したいと見える。

ウオッポが武器のある所を示すとしんへいはヘリのドアを開け下を走るフレとアドバンに標準を合わせた。












--パシュー--

「いて!」

アドバンの後頭部に何かがヒットした。












「狙撃成功! ってこれパチンコじゃないか!」


<FONT size="-1" color="#cc0000">Yahoo!辞書<FONT size="-1" color="#cc0000">
</FONT>ぱちんこ:子供のおもちゃの一。Y字形の木の枝や金具にゴムひもを張り、小石などを挟んで飛ばすもの。</FONT>





「だって戦闘ヘリじゃないんだよ よこれは 移動用のヘリだから
 武器と言ってもこう言った物しか積んでないいんだ」


更にウオッポが指差した先にあったのはバズーカ砲。


「これだこれだ こう言うのが使いたかったんだよ 最初からこいつを出せよ」
しんへいは、ぱちんこを投げ捨て隅に於いてあったバズーカを肩にしょって狙いを定めた。






「でもそれは〜・・・」
とウオッポは言いかけて止めた。
(まぁ 使ってみれば分かるさ)














しんへいがバズーカの引き金を引いた!















パ〜ン!と見事にカラフルな紙ふぶきが舞った。紙テープも綺麗に飛んだ。
バズーカの先にはお花も咲いている。












「・・・ ウオッポ 何だこれは(?Д?)ノ ・・・」






「だって言ったでしょこれは戦闘ヘリじゃないって・・・」
「俺はまだ10歳だから武器なんて危ないって許可でないし・・」
「仕方無いからおもちゃ屋で買ったバズーカを・・・」

「もういい とにかく奴らを見失うな!」












その頃、ゆうとZETは・・・(クリック







<img src="http://www.musou.up-jp.com/lime/lime.cgi?1">
</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.49
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<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">







第41章












(旧本部に何か残っていたかな〜・・・)









ZETはガンクが言ってた「あれ」について色々と考えながら険しい山道を進んでいた。
山道は次第に平坦な道へと変わり、足取りも軽快になってきたその時、
風も無いのに周りの草木が妙にざわめく事にZETは気が付いた。
彼は少しばかりビビッては居たものの、

「だれか居るのか!」

と思い切って叫んでみた。








が、しかし返事は返ってこない。











(・・・良かった こんなトコに敵がいる訳ないさ)

そう自分に言い聞かせ、更に先に進もうとしたが・・・
草むらの中から聞こえて来る血に飢えた獣のような唸り声にZETの足がピタリと止まった。









その唸り声は一匹ではない事は直ぐに分かった。複数の獣達がZETを狙っている。
腰に手を掛け静かに銃を抜き取ったZETはその唸り声の発する方に銃を構えた。


草むらから一匹また一匹と牙を向き出しにした野犬達が
ZETを取り囲むように姿をあらわした。


野犬がZETの周囲を徘徊し、その眼光は鋭い。
銃を構えたものの、発砲すれば他の野犬達が一斉に襲い掛かってくる事は
容易に推測された。
挑発しないよう、じっと動かないでいると・・・
暗闇に近い山道の隙間から、縫うように稲妻が飛ぶ。










「これは・・・パワパワか!」











ZETは飛んでくる稲妻を、横っ飛びに避ける。
「1人でノコノコと、俺の領域に踏み込んで来るとは・・・まぁ、良い!」
パワパワは、稲妻の剣を振りかざし叫ぶ。









「轟け、稲妻。行け、野犬達!!」










稲妻が縦横無尽に駆け巡り、その隙間を野犬達が走る。
戦い馴れしていないZETは、稲妻を避ける事しかできない。
軽やかなフットワークで走る野犬の動きを見きる事はできなかった。
そこで、ZETは防御策に出る。











服を脱ぎ、ポケットからビンを取り出す。
フレの上に落ちたとき、割れたかと思ったが大丈夫だった。
ビンの栓を開け、脱いだ服に中に入った液体をかけた。
服を右腕に巻きつけ、能力を発動。
服が燃え盛り・・・。










「火炎忍者さん直伝!燃える手!!」










飛びこんでくる野犬を力いっぱい殴りつけた。
野犬は炎を纏いながら地面に叩き付けられる。
しかし・・・その火が木々に引火し、たちまち炎に包まれる。
「場所が悪かったけど、これで何とか・・・」
野犬は突然の炎に戸惑っている。


その間に火はドンドン広がり、大きくなっていく。












パワパワは、稲妻の剣を天に向けるが。
「(くそ、初手に稲妻を使いすぎたか。1発が限度・・・)甘いっ!!」
舌打ちし、パワパワが叫ぶと、炎の隙間から野犬が突っ込んできた。

「ヤバ・・・ッ!!」

四方から来る野犬、前方と右側から攻撃を防御したが残りの2匹は・・・。












血が滴り落ちる。












「クソッ・・・(死ぬほど、痛い・・痛いよ)」
脇腹と左腕を鋭い牙でえぐられたZETは、涙目でその場に崩れ落ちる。

闘争心が薄らいだZETに
更に1匹が喉仏を目掛けて飛び掛った。



(もうだめだ・・・やられる・・・)







ZETは恐怖のあまり目を閉じて・・・
死を覚悟した・・・。








とその時、
どこからか、何かが放たれるような音が聞こえた。
そして、
止めを刺そうと飛び掛った野犬の頭にソレが刺さった。
目を開けて自分の横に転がった野犬を見たZETは、

「槍・・・いや、これは!」

希望の光がZETを包む、
それは槍に姿を変えた「ゆう棒」だった。









「ZET!大丈夫かぁっ!」









炎の中、現れたのは ゆうだ。
ZETに駆け寄り、周囲を見渡す。






「ゆうさん、どうしてココに!?」
「話しは後だ、先にコイツ等を・・・」






野犬に突き刺さった「ゆう棒」を引き抜き、ZETから数歩離れて野犬達を見る。
「野犬の・・・ボスはドコにいる?」
「えっ、そこにいるでしょパワパワが・・・」
ZETが指差した方に、パワパワはいなかった。






「パワパワって事は、稲妻の剣・・・かっ!」
ZETとゆうの間に影が生まれた。
稲妻の剣が槍の「ゆう棒」と交わって火花を散らす。

「ほぉ、よく受け止めた!だが!!」

パワパワはZETを背後にして不適な笑いを浮かべている。
「(僕は眼中に無いのか・・・)」
ZETが視線を、ゆうの後方に向けた・・・その時。










「ゆうさん!後ろ!!」
野犬が牙を剥き、跳躍していた。











「はっ!」
ゆうは気合と共に、後方へ飛んだ。
槍が長い棒に変わり一閃、野犬を払って着地する。
「くっ」
痛みで鳴く野犬を見てパワパワは舌打ちした。


「(これ以上コイツらに負担を・・・)」
稲妻の剣を構え、突進。
最速のスピードをもって斬り込む。









「甘党っ!!」

剣の側面を棒で突き、軌道を変えるゆう。
剣は地面に突き刺さり、抜いた時にはパワパワの視界からゆうは消えていた。













「終わりだっ!!」













真上からの声、すでにゆうは跳躍していた。
棒を振り上げて、重力を受けながら落ちてくる。

「(終わるのはお前だっ!)」
稲妻の剣を天に向け、目を瞑る。

「吠えろ、稲妻の剣!猛獣の如く!!」
稲妻の剣が輝き、雷鳴が迸る。
その電撃がパワパワの身体を包み込んだ。

そして、充満した電撃が上空のゆう目掛けて突き進む!

向かってくる稲妻を避ける事は不可能の距離。












「盾!絶縁体の!!」











ゆう棒が姿を変え、ゆうを覆い隠すほどの薄黒い盾に変わる。
この盾はゴムでできていた。
雷鳴が盾に吸収され、ゆうは右手で拳を作った。


「ボクシングのグローブ!同じく絶縁体!」
大きな盾が縮小し、グローブが拳に纏わりつくように装着される。







「<B><FONT size="+3">ウォリャ〜!!!</FONT></B>」






絶縁体のグローブを付けた拳がパワパワの頬を殴り飛ばす。
声を上げることなく、パワパワは吹き飛ばされた。












ゆうは地面に着地し、パワパワに視線を向ける。
その横には先ほど払った野犬が鳴きながら近寄っていた。
パワパワの頬を舐めている。













何時の間にかZETが、傷口を燃えた手で無理やり塞ぎ、立っていた。
ゆっくりとだが、ゆうに近寄っていく。











「聞いた事があります。この地域の野犬は以前から飼われていた物で、人間に深い恨みを持っている。と」
一拍置き、倒れたパワパワに視線を向けて続ける。
「パワパワだけに野犬達が心を開いた・・・優しい方なんですよ」
微笑み、ゆうの方へ向く。

「まぁ・・・これからは、ずっと優しいヤツになると思うぜ」

「どうしてですか?」

と、ゆうがZETにグローブを見せ付ける。
「この先っちょに、ドリックから貰ったワクチンを縫った針が仕込まれててね」

「それって・・・」

「洗脳を解く、ワクチンだ。目が覚めたら元の人格に戻ってるってよ」

「そう、ですか!!」

パァッとZETの顔が花開く。
しかし、ゆうは違った。

「・・・と、そうノンビリとしてられねぇようだ」
視線の先には燃え盛る炎と、自分達の目的地である旧ジャスティス本部があった。

「建物が燃えちまう・・・早く行くぞ!」

「ハイッ!!」

「ところでゆうさん どうしてここに? 車で西海岸に向かったんじゃ・・・」

「ドリックの車だ!」

「車がどうかしたんですか?」

「あれはもうだめだ エンジンルームから火を吹きやがったから 海に突き落としてやった!」

「・・・」

2人は火に包まれた山道を走った。








</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.50
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<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">







<B>第42章</B>










〜西海岸〜










旧本部付近で起きた山火事は海岸に上陸したソクからも
確認出来るほど火の手は勢いを増していた。







(ZET達の身に何かあったのだろうか・・・)







ソクは心配になりとにかく先を急ぎたかった。
しかし、その為には倒して行かなければならない強敵がそこに潜んでいる事も知っていた。











「そこにいるのは分かっているよ もう出てきても良いんじゃないかな レオさん」












ソクのその言葉を聞いて海岸沿いの塀の裏からレオが姿を現した。









「なかなか大した動きだったよソク」
「しかし 俺のスピードについてこれるかな?」








レオはそう言い放つとソクに向かって突っ込んで来た。

間合いを詰めたレオは凄まじいパンチの応酬でソクに隙を作らせる。
レオの攻撃のスピードに押された
ソクの防御に一瞬だが隙が出来た。

その瞬間、







レオの目が赤く変化し髪が逆立った。









「<B>フォース!</B>」










先ほどまでとは比べ物にならないスピードでレオがパンチを繰り出す。
もろにそれを食らったソクが口に溜まった血をツバと一緒に地面に吐いた。







「流石レオさんだね じゃあ俺も本気出させて頂きますよ」







ソクの体が2体に・・・2体が4体へ・・・と分身していった。









「幻覚を使った分身術か・・・」









気がつけば10人のソクがレオを取り囲んでいた。

どれが本物か見極めようと集中するレオに背後のソクが飛び掛って来た!
振り返ってそれを交わそうとした瞬間、
レオの死角から、







「僕はこっちだよ!」







ソクのハイキックがレオの顔面に炸裂した。

レオの体が一瞬宙に浮いたがバランスを保持して踏ん張った。
そしてキックの衝撃で砕けた奥歯を吐き出した。









「ペッ! 今のは効いたぜ」









(そうか・・・幻覚と言えども影を見れば・・・なに!)
ソクの幻覚にはどれも影が付いている!


「僕の幻覚はリアルでしょ 見分ける事は不可能だよ」







「そうかな?」








レオは何を思いついたのか桟橋に向かって走り出した。ソクもダッシュで後を追う。
桟橋の両脇には無数のヨットが停泊していた。

「場所を変えたって無駄だって」
レオを囲むようにまたソクの分身が桟橋のヨットの上に現れる。



・・・と次の瞬間、



レオは一気にフォースに入り、
「これが本物だ!」と1隻のヨットの上に立っているソクに飛び込んだ。









レオのパンチがソクの腹に食い込んで
「<B>グフッ!</B>」とソクが這い蹲る。









「何で分かったか不思議だろ?」

レオはヨットにひざまずいたソクの頭を蹴り抜いて言った。

「ヨットの動きだよ 幻影に体重は無い 
 本物のソクが立っているヨットだけ揺らめいたのさ」







海面に蹴り落とされたソクは何とか止めてあったジェット・スキーによじ登って
海中で飲み込んだ海水を「プゥ〜」と吐いた。

「流石レオさんだね 隊長クラスの実力だって以前だれかから聞いた事があったけど
 どうやら本当のようだね」








「だけど、俺だって伊達に精鋭の本部隊員やってる訳じゃない!」







レオは他のジェット・スキーに飛び乗り、

「その本部隊員の実力がどれ程のモノか 俺に見せてみろ! 付いて来いソク!」
そう言い放ってジェット・スキーで沖に向かった。











後を追ってやってきたソクとレオのジェット・スキーが
向かい合うように距離を置いて泊まった。












2台のジェット・スキーが波に揺られて
最後の対決の『時』を静かに待っている。












「海の上では分身も意味が無いだろ 海面に浮かんでちゃ一発でバレバレだしな」












(ジェット・スキーごと分身させれば良い訳ジャンって、
 それでもエンジン音で見抜かれちゃうな・・・)












「行くぞソク!」



(じゃあここは)



「臨むところ!」












二人が同時にアクセルを全快に廻した!

それまで静かだった海面が
カン高いエンジン音で引き裂かれ
豪快な水しぶきを上げながら
猛スピードで2台のジェット・スキーが接近してくる!











レオがジェット・スキーを直前で転回させ一際大きな水しぶきを
向かってくるソクに対して浴びせた!




その水しぶきのカーテンでソクの視界をさえぎったレオが
ジェット・スキーから跳躍し
上空から飛び込んで来た!








「<B>!!</B>」








カーテンの向こうに居るはずのソクがジェット・スキーごと居ない!!

「どこに消えた?!」








ソクはレオが起こした水しぶきのカーテンの下、
海中にジェット・スキーを潜らせレオの後ろから姿を現した。








浮上したジェット・スキーからバク宙で空高く跳躍したソクはレオの背後から後頭部を
全身のバネを使って蹴りぬいた。

「<B><FONT size="+3">ハッ!</FONT></B>」








レオが白目をむいて海面に落ち、後を追う様にソクも・・・

気を失いそのまま海中へと沈んでいくレオを
ソクがわし掴みすると海面まで引き上げた。








「ふ〜 どうにかレオさんを倒したぞ」








そのままジェット・スキーでレオを海岸に運び、
ソクは旧本部に向かって駆けだした。








「急がないと旧本部が・・・」







山火事が旧本部を飲み込もうと急接近していた。








</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.51
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<CENTER> <TABLE border="0" width="734" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center"><B>







第43章</B>














「フレ! あれじゃないのか?」













フレの後ろにつかまっているアドバンが
指差した先には古代遺跡が見えた。












二人はその遺跡の門をくぐり抜けギリシャ神殿を思わせる石造りの建物の中へ姿を消していった。












「しんへいさん! あいつら遺跡の中に入っていきましたよ!」
「よしここでヘリを降ろすんだ!」











ウオッポが遺跡の入り口付近にヘリを着陸させると、
「お前はここで待っていろ!」
と言い残し、しんへいとカステラがヘリから降り立った。












「カスティー行くぞ!」











二人もまた遺跡の中に姿を消していった。















遺跡の入り口の地下に入る石階段を降りて来たアドバンとフレは、
早速二手に分かれた通路の前で立ち止まっていた。













「確かこの遺跡 中は迷路になっていたんだっけ・・・」
「ほな ワイはこっちいくから〜 アドバンはそっち行ったらええやん」
「そうだな そうしよう」














それぞれに通路に入っていった。






















通路の中は薄暗く昼間でも日が当たらないそこは、
湿ったカビ臭さが充満していた。
「それにしてもクセ〜とこだ・・・」
アドバンがボヤキながら歩いていると・・・















「<B>なに!!</B>」













塀の両側面から槍が無数に飛び出した!

とっさに槍の隙間に合わせて体をくねらせた体勢でそれを交わしたアドバンだが、
その格好はまるで阿波踊りでもしているかの様であった。
クールな彼にはその格好はあまりにも似つかわしい・・・











(誰も見てね〜よな・・・)










周りに人気が無い事を確認し、更に槍の隙間を阿波踊り状態でくぐり抜けながら
アドバンは思った。

「そう言えば・・・
 この遺跡には こんな仕掛けが至る所に仕掛けられているって
 前にテレビの『知ってたつもり』でやってたな・・・」













その頃、
同じ様に石階段を降りて来たしんへいとカステラも
それぞれ二手に分かれて通路を進んでいた。
アドバンと同じ通路を選んだカステラが
同じように阿波踊り状態で槍の壁を通過して行った事は言うまでも無い。












方やフレは更に放射線状に8方に広がった分岐点に差し掛かっていた。

「どれに入ろかな〜っとこれや!」

フレは3番目の通路を選びさっそうと先に進んだ。
その通路を選んだ根拠は・・・気分屋のフレだからある訳が無い。
「人生適当が一番!」ってそれは確かアロハーの口癖であったような・・・













その後をしんへいがやって来た。
しんへいは地面に阿弥陀くじを描いて「どれにしようかな〜」と慎重に選んだ結果、
7番目の通路に決まった。
しんへいは幼少時代に振り返った気分で
「なんかワクワクしてきたぞ!」と意気揚々と先に進んでいった。













そして・・・
















3番目と7番目の通路の先から










「<B><FONT size="+3">ウワ〜〜〜〜!</FONT></B>」

という叫び声が通路にこだましたかと思うと、
フレとしんへいが、それぞれ通路の先から<B>猛スピード</B>で駆け戻ってくる。
二人は転がってきた球状の巨大石に追われながら先ほどの8分岐点まで戻ってきた。











丁度分岐点で2つの球がぶつかり合ってそれは止まった様だが、
そこでバッタリ出くわしたフレとしんへいは戦闘モードに入る・・・












のかと思いきや・・・

「アドバンを見かけなかったか?」

「さァ〜 知らんで〜 それよかカスティーも一緒なんかい?」

「ああ 一緒だ」

「そか お〜いカスティー! お前どこにおんねん〜! 
まずはお前との対決にけりを付けたるわ!」

「アドバンの奴どこ行きやがった!」

と、お互いまた別の通路に入って行った。












一方、
アドバンは目前の迷路を眺めて考え込んでいた。

背後からカステラが近寄って来ている事にも全く気づかずに・・・
















「次の仕掛けは何だ?」

カステラも、次の罠の事が気になって仕方がない様子だ・・・








「おお カスティーか この石畳ってひょっとして間違った石を踏むと落ちるんじゃないのか?」
「う〜ん そうかも知れない 昔の映画でそういうシーンがあったよな」
「お前 先に行けよ」
「いや 私はあんたの後でいい」
「しかし、こう言うのって何かヒントが隠されているもんじゃないのか?」
「だな どっかにヒントらしき物は・・・」








そう言ってあたりを見渡したカスティーがあるもの発見した。
「アドバン これがヒントじゃないのか?」

そこには『110』の数字が刻まれていた。








「なるほど」
早速アドバンは、胸から携帯を取り出し110番しようとしたが・・・
カスティーが止めた。
「お巡りさん呼んでどうする・・・」
「それもそうだな 俺も一応ポリスだし・・・」







「そうか! ポリスの俺は通れるが 悪党のお前は通れないって事じゃないのか?」
「じゃあ あんた先に通ってみ」
「いや それは無いな・・・ 見た目は俺も悪党だし・・・」

しばらく二人は考え込んだ。














カスティーが何か閃いたのか口を開いた。

「ひょっとして体重じゃないのかな?」

「って事はデブじゃない俺は問題無しだ」
と言って進もうとしたアドバンをカステラが止めた。

「いや 逆だろ 110kg以上ないと通れないって仕掛けだろ」









--アドバン体重67kg カステラ体重58kg--









そこで、アドバンがカステラを背中に負ぶって石畳を恐る恐る踏み出した。

「おお〜! 大丈夫だ!」

間隔を空けて並べられたその石畳を進み始めたアドバンは、
ひと安心したのか背中のカステラに話し掛けた。













「なぁ カスティー しんへいって何で悪の組織に入ったんだ?」

アドバンは先の遊園地爆弾騒動の際のしんへいが取った行動がどうにも気になっていた。












「あいつは自分で爆弾を4次元の空間に閉じ込めやがった・・・
 心底悪人では無いような気がしてならんのだが・・・」








カステラは少し返事にためらったが、しんへいの身上を語り出した。

「あいつには不治の病に犯された弟がいて おまけに両親も居ない
しんへいがその弟の面倒をずっと見てやっているらしい」

「そうだったか・・・しかし、なんでそんな弟思いの兄貴が悪の組織なんぞに・・・」

「その弟の病を治してやるとオメガに誘惑されたのさ」



「そんな事で・・・馬鹿な野郎だ・・・」















そんな話をしている内に無事石垣を通過した二人は、その先の分岐点で
また別々に通路を進み出した。














そして・・・











<TABLE border="0" width="100%" cellpadding="0" cellspacing="0" height="330"> <TBODY> <TR> <TD background="../img/bak43-2.gif" align="center" valign="middle">遺跡の中央部にある広い格闘場に
迷路から抜け出したアドバンとしんへいが
辿り着いた。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.52
日時:  [フォントカラー/背景色:/]
背景画像: ../img/bak32.gif

<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center"><B>







第44章</B>










〜緑ヶ丘基地〜











今回の進入ポイントとなった南の緑ヶ丘基地と西海岸・・・

既に炎が立ち上がった西海岸側では、
レオ、パワパワ以外にも強敵が既に配置されており、
ここ緑ヶ丘基地に於いても続々と兵が送り出され、
次第に戦いの激しさを増して行く。











ここは基地といっても滑走路がメインの施設であり、
防衛を目的とした設備は空からの侵略に対する対空迎撃砲のみで
それ以外の防衛設備は無に等しい。

建物も警備宿舎を兼ねた小さな平屋の管制塔と機体を格納する格納庫が1つあるだけで、
後はそれを取り囲む塀があるだけである。















その塀に古木隊の兵士達が張り付いて攻め入る敵の応戦体勢をとっていた。














「比呂もうゲームは止めろ 本格的に戦いが始まる」

「う〜ん だって今良いとこなのに このステージ終わったら止めるからさ〜」

「相変わらず 仕方の無い奴だなお前は・・・」












この状況下でのん気にゲームボーイを楽しんでいる呆れた奴は古木隊の比呂。
そして話掛けているのは同じく古木隊の軍師とも言える『よし』である。
この隊の隊長である古木と副隊長のミストカは戦いを得意とする反面、策にはうとい。
大きな戦いになるといつもこのよしが隊の指揮を取り戦果を上げてきた。












「宿舎の前方は大きく視界が開けた滑走路、敵が攻めて来るとしたら
裏側の林の中からだな・・・」

よしはそう言って自分も裏側の配置に付き、そこの兵士達に的確な指示を出していく。














そして管制塔の中では・・・












アロハーがヨウ、MAX、アフロを相手に打ち合わせをしていた。


「でだ、ここから高台の『英雄Revenの記念碑』までどうやって敵に気づかれずに行くかが問題だ」
「そうですね、既にこの基地は敵に完全に包囲されてしまっている・・・」
ヨウが頭を抱えて返答した。

「それに、基地の廻りはあまりにも見渡しが良過ぎる・・・」
MAXが言う通り廻りはあたり一面緑の芝地である。


「そこで俺は考えた」
「何を?」
3人が一斉にアロハーに注目した。












「アフロ付きゼロヨン・バイク!」










「・・・何それ?」


「ゼロヨンって知らないのか?」
「あれでしょ スタート地点から400mm先までのスタート加速を競う奴」
さすがバイク好きなMAXが真っ先に口を開いた。


「そうそれだ 要するにこの基地から猛ダッシュで基地外に脱出する」
「でも何でアフロ式なんですか?」
「まぁ それは見てのお楽しみ〜」















そう言ってアロハーは基地の隣にあるセスナ機の格納庫に移動して
そこに止めてある自分のバイクに跨りアフロを呼んだ。


「アフロ 後ろ向きで俺のケツに乗っかれ!」
言われるままにアフロが後ろ向きでバイクの後部シートに跨った。

「そこの鉄板を壁に立て掛けてくれないか」
アロハーが指差したそれは、おそらく機体修理用の鉄板であろう、
分厚い畳2畳程もあるそれをMAXとヨウが
二人掛かりで抱えてバイクの後ろの壁に立て掛けた。


「よし! これで準備OKだ!
俺とアフロがここから脱出して『英雄Revenの記念碑』に向かうから、
後はヨウとMAXに任せたぞ!」


「って、もう逝っちゃうの!」
相変わらず行動が早いアロハーに、ヨウとMAXは戸惑った様子で
「他にも色々と指示を出して下さいよ!」
と言ってみたものの・・・


「細かい事はガンクに聞くんだな 俺もガンクの指示で動く」
アロハーはそう言ってバイクのエンジンを掛けた。















倉庫内にゼファー1100のエンジン音が響き渡り、
前輪をブレーキで完全にロックさせたアロハーは、
スロットルを思いっきり開いた。







タコメーターの針がレッドゾーンに叩き込まれ、
後輪が激しくスピンしながら煙を吐き出す。
前輪で車体が飛び出すのを抑えてのドラッグスタートの状態である。






倉庫内がバイクの爆音とタイヤの焼ける臭いで充満してきた。
アロハーはアフロに後ろの鉄板目掛けて巨大な波動拳を放つ様に指示した。
そして、前輪のブレーキロックを解除すると同時に、
アフロの波動拳が鉄板に炸裂した。











その瞬間、倉庫内は目を開けていられない程の眩い光線に包まれ視界が真っ白に跳んだ。











ヨウとMAXの視界が戻った時には、
爆音と煙と、アスファルトに果てしなく伸びたブラックマークだけがくっきりと残っていた。













「おい! 今、基地から何か飛び出さなかったか?」
敵兵が肉眼では捕らえる事が出来ない程の加速でバイクは滑走路を突き抜けて逝った。
そのスピードは間違いなく音速の領域であった・・・










(く・る・じ・い・・・いきが・・で・ぎ・な・い・・・た・じゅ・け・て・く・れ)
アフロが風圧で顔を変形させながら言葉にならない叫びを上げる。

(も・う・ず・ご・じ・・・・じ・ん・ぼ・う・じ・ろ)
前でモロに風圧を受けてるアロハーはアフロ以上に顔が変形していた。









滑走路を突き抜けたバイクは、その先の平原地帯に飛び込み
速度が徐々に下がっていき、普通のバイクの速度に落ち着いた。

「ぷ〜う! やっと息が出来た・・・」
風圧から開放されたアフロがほっとした表情で大きく息を吸った。

「おいアフロ! いい事閃いたぞ!」
「何だよアロハー!」
「今度お前をエンジンにしたバイクを造る!」
「止めてくれ〜〜〜!」


緑一杯の大平原をアロハーとアフロを乗せたバイクが
その先の高台に向けて颯爽と駆け抜けて行った。












その後、アロハーは波動式ジェットバイクをMAXに造らせたが
さすがにアフロは付いていなかったようだった。








</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.53
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<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">







第45章














「やっと合えたと言うのに あっという間に逝っちゃったよ アロハー隊長・・・」







格納庫に残されたヨウが心細げに呟やくと、
隣にいたMAXがヨウの肩をポンと叩いて言葉を返した。

「まぁ〜 それだけ俺達は信頼されているって事だろ」
「そ そうだな 良し! さぁ戦うぞ!」
「その意気 その意気」




そう言って二人が管制塔に戻ろうとしたその時、
数発の銃声が轟いた。




裏の林から放たれた弾丸は陣に構えていた古木兵数人を撃ち抜いていた。

「来るぞ! 油断するな!」よしが兵を喝破する。
そして林の中から2つの影が飛び出してきた。
古木兵が一斉に射撃を開始したが・・・
その二つの影を兵士達は照準に捕らえる事は出来なかった。





その影は、あっという間に陣内に入り込むと、古木兵の腕が宙に飛び
真っ赤な血繁吹きが吹き上がった。

名刀「菊一文字宗則」の切れ味は鋭かった。

その刀一本で陣内に飛び込んできた男は・・・洗脳されたまっちゃんだった。








「こいつは俺が相手をする!」
只ならぬ敵と察したよしが懐の長刀を抜いた。









もう一つの影はHolicで兵士を素手で次々と殴り倒していく。
殴り飛ばされた兵士がゲームボーイをやっていた比呂の所に飛んで来て
ゲームボーイがその下敷きになって潰れた。
それまでヘラヘラ顔でゲームを楽しんでいた比呂の形相が一遍した。

「てめ〜 よくも・・・もう少しでボスキャラ倒せたとこだったのに・・・」

比呂が腰のサーベルを抜いてHolicに歩み寄る。





更に援護射撃を受けながら銃をぶっ放しながら突っ込んでくる奴がいる。

「何! ナオ! おまえ・・・」

ヨウが思わず叫んだ。飛び出して来たのはあのナオジマンだった・・・
林の中でその援護射撃をしているのは・・・






「藪!」

MAXが動揺した顔でそう言ったのも当たり前であろう。
藪は彼の弟なのだから・・・







MAXは藪の事が気にはなったが、
銃の名手であるナオジマンの相手は自分以外には居ないとばかりに
「ナオは俺に任せろ!」と飛び出していった。

ナオジマンとMAXは塀を間に挟んで並行に走り出した。
とその時、

「MAXさん! これを使って!」

モーアーがMAXに何かを投げ渡した。
それはドリックが作り出した洗脳を解くワクチン入りの弾丸だった。
片手でそれをキャッチしたMAXは、
(コレが例の弾か・・・無駄には使えないな)
大事にポケットにしまった。


「藪の事は僕に任せておいて!」
モーアーはそう言って林の中に飛び込んで行った。





(モーアー頼んだぞ 藪を・・・)





MAXの右手には猛牛の角を思わせるアグレッシブなフォルムの
愛用銃「バッファローU」が光彩を放つ。




「外は見渡しが良すぎて銃撃戦には不向きだな・・・」




MAXは塀ぞいに走ってさっきまで居た格納庫の中へ飛び込み、
同じようにナオジマンも塀の外から格納庫の窓を銃でぶち抜いて
飛び込み前転で飛び込むとそのまま地べたに身を転がし近くにあったドラム缶に身を潜めた。








「ナオ お前と実践で勝負するはめになるとはな・・・」








MAXの声だけが薄暗く静まり返った格納庫に響く。









「MAXさんと勝負出来るなんて光栄ですよ」










そう言うとナオジマンは2m程先にあるドラム缶に向かって飛び出した。
MAX放つ弾丸が足元のコンクリートに弾け火花が飛ぶ。

「セスナ機の後ろか・・・」
今の銃撃でナオジマンはMAXの位置を把握した。





一方、ヨウはモーアーの応援に向かおうと飛び出そうとしたが・・・

「ヨウ お前の相手はこの俺だろ?」

聞き覚えのある声がヨウの足を止めた。
振り向くと塀の上にカビルが立っていた。





</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.54
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<TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center"> 46章












半瞬、右手で拳を作ったHolicが突進するのが目に入った。

比呂は「単調な攻撃だ」と、防御後のカウンター体制に入った。

「危ない、それはフェイントですよ!!」

まっちゃんの刀『菊一文字宗則』を自らの刀で受け止めつつ、よしが吠える。

握られた右拳より先に、何処からとも無く現れた左拳のアッパーが比呂のアゴを打ち上げる。

刹那、浮き上がったHolicの右拳が比呂の腹部を強打するストレートパンチ。

吹き飛ぶ、比呂。

「比っ・・・」

名前を呼ぶ事も出来ずに、まっちゃんの次の斬撃が来る。

「このぉ・・!!」

黒色の長刀で薙ぎ払い、1度間合いを取った。

そして、右手を天に向けて呟く。

「赤壁の戦い。諸葛亮孔明は、冬の季節には吹かない東南の風を吹かせ、呉を勝利に導いたと言う・・・」

「何を言っている」

「戦局は不利ですが・・・東南の風が吹けば、俺達は勝ちます」

淡々と話す よしに不快感を感じ、まっちゃんは地を蹴った。

「(少し、コチラのペースになった。このまま・・・)」

その頃、東南に5キロの位置に雨雲が現れたと言う。






宿舎の壁にめり込むほどの突きを貰った比呂は、軽く血を吐きながら立ちあがる。

「お前、意外と倒しがいのあるキャラだな、ボスキャラ並みに楽しめそうだ」

内臓の損傷が酷く、すぐに笑う事は出来なかった。

「ほぉ、まだ立てるのか」

Holicが余裕を見せながら近寄ってくる。

巻いたハチマキが凛と揺れた。





変則的な形をしたサーベルを手に取り、日頃(あまり)開かれる事の無い目が見開かれた。

「疾っ」

比呂は地を蹴った。

「おっ、速い」

Holicは笑いながらその動きを目で追う。

Holicの目が比呂を「目の前に」捉えた時、右頬に衝撃が走った。

「(殴られた!?)」

吹き飛ばされつつ、受身を取って間合いを取る。

視線を比呂に向けた瞬間、サーベルが飛んで来た。

「うぉっ!!」

横っ飛びで避けると、投げた筈のサーベルを持った比呂が間合いを詰めている。

「(速っ!!!)」

しかし、Holicは笑みを浮かべサーベルを手にした比呂へ突進を試みた。

縦横上下に振られたサーベルを寸でで避け、渾身の右ストレートを繰り出す。

ほぼ0距離に近い・・・が、比呂は2つのサーベルを捨て、両腕でガード。



比呂の身体が宙を浮遊する。



だが、比呂は両腕の痛みを堪えて空中で体勢を変える。

両足で着地、詰め寄ってくるHolicに向かって右手を突き出した。

次の瞬間、右手が黄金色に輝き、放出。


「エネルギー弾!!!?」


人間の顔1つ分ぐらいの大きさだったが、速い。

しかし、Holicは難なく避けて笑みを浮かべる。

視線の先には・・・比呂がいない。

「(マジかっ)」

気配に気付き、背後を振り返りつつ前方へ跳躍。

2本のサーベルを手にした比呂が立っていた。

「(笑わなくなると、メチャ強ぇ・・・2重人格か、コイツ)」

考えているのも束の間、比呂はサーベルを空中に投げて両手を突き出す。

両手が黄金色に輝き、ショットガンのように分散されたエネルギー弾が放出された。

見た目、野球ボールぐらいの大きさなのだから、一つ一つの威力は少ない。

だが、それが自分の視界を埋め尽くすほど飛んできているのだ。

「これは・・・(避けなきゃ、死ぬ)」

思いっきり後方へ跳躍後、横っ飛びで回避。

比呂の気配は消えていた。

と、突然影が目の前に現れる。

「上っ!!!?」

見上げると、空中で弓で獲物を射る・・・そんな目でサーベルを投げつけた比呂がいた。

Holicは全力で避ける。

「(もう1本を防いで、カウンター・・・決めてやる)」

しかし、どうしようとも結果は同じようだ。

突き刺さったサーベルの側面を蹴り、勢いをつけ、高速で接近する比呂。

その野性的とも言える運動能力をHolicは計算に入れていなかった。

半瞬。

比呂は、サーベルを捨てながら右拳を黄金色に輝かせる。

「なっ・・・」

Holicの視線は右手に向いてしまった。

刹那、Holicはアゴを打ち上げられた。

「(これは・・・俺の)」

左拳でのアッパー。

そして・・・。

「破ッッッ!!!」

比呂が咆哮を上げる。

右拳がエネルギーの摩擦で鳥のように鳴く。

その鳴き声を聞きながら、Holicは吹き飛ばされた。

吹き飛ばされるHolicを哀れそうな顔で見た後、いつもの笑顔でいう。

「あれ、僕何してたんだっけ」

どうやら比呂は2重人格のようだ。






</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
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