| ファイルNo.15 |
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- <CENTER> <TABLE border="0" width="734" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center"> <P>
<B><FONT size="+1">第15章</FONT></B> <B>〜『トリヴィア・ステーション』正面口〜</B> ここは、『PawaLand』で最も大きい地下鉄駅、『トリヴィア』である。 ジャスティス本部から300mほど離れたこの駅は、市民の重要な交通ターミナルでもある。 ・・・遊園地と地下鉄に仕掛けられた爆弾。 地下鉄側を担当するのはフレ隊。 しかし、隊員が激減したこの隊では、まともに戦える者も少なすぎるのだ。 そして今回、地下鉄捜査に出向いたのは、イーストエリア防衛部隊、 隊長フレーターのみであった。 彼の精神状態はズタボロである。 ・・・・・・・これ以上、自分の隊員を傷つけたくない。 責任感。 罪悪感。 焦燥感。 胸の中に渦巻く、果てしなく窮屈な想いが、彼を駆り立てていた。 </P> <TABLE border="0" width="100%" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center" bgcolor="#000000"><FONT color=#989898> 〜数ヶ月前 本部作戦会議室〜</FONT> <FONT color=#989898>アロハー「さて・・・それでは・・・と。今から、私がリストアップした『テロ組織』の 重要人物のリストを配布しようと思う。 ・・・あらかじめ言っておくが、このリストは『裏づけ調査』をしたワケではない。 俺の能力で検索できる範囲でのものだ。」 アロハーが配布したリストの中には、ボスである『ブラックゼロ』、参謀の『虚瞑』、 上位の幹部である『S・カビル』と『しんへい』、更には『オメガ』・・・そして『カステラ』という名があった。 フレ「(な・・・!?)」 アロハー「今回は、幹部のみをリストアップしてみた。・・・こいつ等の下にいるザコは、 とりあえずは心配無いだろう。ただこの組織は現在、最も危険な新興勢力だ。 今後、メンバーを増やしてくる可能性は否定できない。 コイツは超機密事項のウルトラ重要書類だ。・・・失くすなよ。 って、オわッ!!」 (ゴトッ) アロハー「あ゙ーっ!!!コーヒーこぼれた!!書類が濡れちゃう!!ティッシュ!ティッシュ!」 アドバン「あ〜あ、シミになってますぜ?何人かの幹部の名前がかすれてますよ。」 アロハー「スマンなァ。後でコピー取らせてくれや。」 フレ「・・・アロハーさん。」 アロハー「何だい?」 フレ「この資料・・・。このデータって、確実ですか?」 アロハー「は?」 アドバン「おいおい、アロハーさんの情報が信じられねぇってか?」 フレ「いやぁ、そういうワケじゃないッスよ。ただ・・・」 アロハー「ただ?」 フレ「・・・いや、別に気にしないで下さい。」 フレ(『幹部 カステラ』・・・か。何故・・・お前の名前が載っている!?)</FONT> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <P><FONT color=#989898> </FONT>「<B>おい!フレ!! 聞こえているか?</B>」 フレ「あ、悪い悪い ちゃんと聞こえとるで」 ヨウ「ふぅ・・・。さて。時間が無い。手短にいくぞ。『利用市民の避難が終わった』そうだ。」 この駅、普段は時間帯に関わらず、視界が人間で埋まる程の込み合いを見せている。 しかし、フレの負担を考慮した本部が、地下鉄保安局に連絡し、 地下鉄職員による市民の避難が行われていた。 フレ「ほぉ。地下鉄保安局も馬鹿にできないなぁ。早いこと早いこと。」 ヨウ「という訳で、出撃だ。」 フレ「OK。じゃあ、行ってくるわ。」 長い刀を肩に担ぐと、フレは建物の中に入っていった。 <B>〜『トリヴィア・ステーション』 地下鉄2番ホーム〜 </B> 冷たいコンクリートの空間に、『カツン』、『カツン』と足音が響いてくる。 袴姿の侍が、ホームへの階段を降りてきている。 フレの自慢の愛刀『妖刀止水』は、ホームへ来る前に既に抜き身になっていた。 刃渡り四尺五寸もある巨大な刀が、切れ味を誇示するように光りながら、彼の手に納まっている。 恐らく、この広い地下鉄駅に爆弾は仕掛けられているのだろう。 フレはホームを見渡した。 暗いホームには、人がいる気配は微塵も感じない。 しかし・・・ ホームのどこからともなく男の声が聞こえてきた!! 「待ってたぜ、イーストエリア防衛部隊隊長 フレーター!」 <FONT color=#989898> </FONT> フレ「誰だ・・・」 「『誰だ』だと?フン。お前の想像してるヤツに決まってるだろう。」 声の主は、ホームの隅から現れた。手には、奇怪な形をした鉄の長棒が2本。 </P> <TABLE width="600" border="1"> <TBODY> <TR> <TD align="center" width="100" rowspan="4"><IMG height="93" src="15-img/15syou.jpg" width="99" border="0"> <FONT color=#ffff00>カステラ</FONT></TD> <TD align="left" height="47" rowspan="4"><B><FONT color=#ffffff>悪の組織の幹部</FONT></B> <FONT color=#ffff00>年齢:</FONT>20歳 <FONT color=#ffff00>特殊能力:</FONT>乱舞斬劇(らんぶざんげき) <FONT color=#ffff00>特殊能力の弱点:</FONT>近くに丸い物が二つ以上ないと使用できず、使用すると極度に暴れて斬りまくるので自分にも多少のダメージがくる、諸刃の剣といったところ。 <FONT color=#ffff00>武器:</FONT>青龍刀の二刀流 <FONT color=#ffff00>キャラの特性:</FONT>非常に生意気。 <FONT color=#ffff00>性格:</FONT>1つのことにしか集中できず、不意打ちを喰らうこと多し。</TD> </TR> <TR></TR> <TR></TR> <TR></TR> </TBODY> </TABLE> <P> フレ「やはり・・・カステラかいな。相変わらず気配を隠すのは得意やなぁ。」 カステラ「やはり?それはこっちの台詞だ。貴様の『関西弁』は聞き飽きる。」 フレ「にしても懐かしいわぁ。昔はいつも道場でやりあったもんやなぁ。」 <FONT color=#989898> </FONT> カステラ「ゴタゴタぬかしてんじゃねえっ! いくぜフレ!!」 <FONT color=#989898> </FONT> と、フレの言葉もさえぎってカステラが突きの姿勢で飛び掛って来た。 フレ「相変わらずやなぁ・・・(チャッ)」 目にも止まらぬ速さで刀を抜いたフレは、素早く刀を顔の前に構えた。 <FONT color=#989898> </FONT> <FONT color="#ffff00"><B>ガキィン!!</B></FONT> フレが縦に構えた刀は、カステラの突きをその細い刀身で止めていた。 カステラ「・・・止めたか。」 フレ「(流儀も変えとらん・・・。 そう、速攻タイプなのはわかっとるで!) テヤァッ!」 <FONT color=#989898> </FONT> <B><FONT color="#ffff00">カァァン!!</FONT></B> フレはそのまま、カステラの槍のような武器を右へ振り払った。 <FONT color=#989898> </FONT> カステラ「チッ!」 カステラはバック転で退き、間合いを取った。 <FONT color=#989898> </FONT> フレ「・・・武器も相変わらず。 青龍刀2本を槍のように。 器用なのも相変わらずやな。」 <FONT color=#989898> </FONT> カステラ「さっきから聞いていれば・・・『相変わらず』など下らん事を・・・。 そんな大昔を語ってるようじゃ甘いな!!」 語る間もなく突進してくるカステラ。 フレ「(速い・・・!)」 <B><FONT color="#ffff00">ガァァァキィィィン!!</FONT></B> フレは両手で刀を横に構え、突きを止める。 カステラ「チッ・・・」 カステラは再び後方へ跳んだ。 <FONT color=#989898> </FONT> フレ「ただ、昔と違うのは・・・剣に重みがあらへん。」 <FONT color=#989898> </FONT> カステラ「昔、昔とうるさい・・・!」 フレ「確かにそやな。・・・それなら今の話や、爆弾をどこに仕掛けた!」 カステラ「バカめ。教えるワケがないだろう。」 フレ「アホ! 人の命がかかっとんのや!お前はそないな奴とちゃうやろ・・・。 さっさと、場所教えろや!」 カステラ「・・・まあ、いい。一ついいことを聞かせてやろう。」 フレ「・・・?」 <FONT color=#989898> </FONT> カステラ「教えてやる。 爆弾は・・・ここには無いぜッ!!!」 <FONT color=#989898> </FONT> 声に乗せて、飛び掛ってくる!! フレ「何やて!!?」 <FONT color=#989898> </FONT></P> <TABLE border="0" width="100%" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD bgcolor="#c1e0ff" align="center"><FONT color="#000000"> <B>〜ジャスティス本部〜</B> ヨウ「ZET、仕掛けられたホームに爆弾の反応は?」 衛星レーダースキャンの画面を食い入るようにZETが見ていた ZET「いや、それが無いんですよ!何度確認しても・・・」 ヨウ「そんなはずは・・・」 ZET「今度の相手は只者じゃないですからね・・・。ここには無くても、必ずどこかに 仕掛けてるハズです。」 ヨウ「地下鉄・・・か。一駅ずつ調べられるか?」 ZET「時間が足りませんよ!!」 ヨウ「むぅ。・・・しかしなぁ。どう考えても、あの駅しか可能性は無いんだよなぁ。」 ZET「勘ですか?」 ヨウ「勿論。 俺がジャスティスに入って、最初に習った事だ。『困った時は己の勘を信じろ』ってな。」 ZET「(それは場面が違う気もする・・・)」 ヨウ「さぁ、ZET。ここで質問だ。 建物を爆破したいとする。どこに仕掛ける?」 ZET「え?そりゃあ、目標の場所に設置しますよ。」 ヨウ「ふむ。じゃあ、建物の『特定の場所』を爆破したい時、お前ならどうする?」 ZET「え?」 ヨウ「いいか、特定の場所に置いたままでは、見つかっちまう可能性がある。 特に、そこが厳重に警備されてたりしたらな。どうしても、 『爆弾を動かす』必要が出てくるわけだ。」 ZET「そうですね。」 ヨウ「いいか、<B>『移動しながら特定の場所を破壊できる場所』</B>を見つけるんだ。」 ZET「・・・・・・!!」 ヨウ「必ず<B>地下鉄駅にやってくる</B>もの。爆破の瞬間まで悟られず、 しかしその場所を『確実に』狙える場所・・・といったら!!」 ZET「</FONT><FONT color="#000000" size="+3"><B>地下鉄車両ですね!!</B></FONT><FONT color="#000000">」 ヨウ「はなが、フレの指示で地下鉄保安局に向かっていたハズだ! 連絡を取ってみろ!!」 ZET「オッケェです!・・・ヨシ!通信準備完了ッ!」 ZET「はなさん!聞こえますか?」<FONT face="DFPOP体" color="#000000"> </FONT> はな「おう、ZETか!」 ZET「今回の爆弾は、列車に仕掛けられているようです! そっちで犯行予告時間の5分前後に、トリヴィアに到着する列車を調べてださい!」 はな「既に管制官に調べてもらってる! お!出た? っと〜・・・なになに? <B>えぇぇぇぇぇぇ!!??</B>」 ヨウ「どうした! はな!」 はな「上りと下り、合わせて2本あるんです!!」 ヨウ「クッ!! とりあえず!その2本の列車、今すぐ停車させろ!!」 はな「そう指示してるんですが・・・どうも様子が・・・」 管制官「止まらない・・・制御コンピューターが・・・何者かに乗っ取られています!」 <B>ピィピィ ガァガァ</B> ZET「強制通信!?」 虚瞑</FONT><FONT color="#000099">「フフフ、ジャスティスの諸君。頑張っているかな?<FONT color="#000099"><FONT color="#000099"> </FONT></FONT> さて、地下鉄の爆弾、ようやく気づいたようだな。<FONT color="#000099"> </FONT> まぁ、まことに残念なお知らせがあるのだよ。 保安局のマザーコンピュータは既に我々のコントロール下にあるのだ・・・ 残念だったな もう列車を止めることもこの列車に乗った乗客を降ろすこともできない・・・ ここで、君たちのお手並みを拝見させて頂こう・・・!!」 <B>ブチィ</B></FONT><FONT color="#000000"> ZET「やまの仕業だ・・・こんな事やる知能犯は・・・アノヤロォ!!」<FONT face="DFPOP体" color="#000000"> </FONT> ヨウ「落ち着けZET、はな! その2本の列車、今どの位置を走ってる」 はな「どちらもトリヴィアから10km離れた位置です!停車ホームも止まりません!!」 ヨウ「・・・」 ヨウ「どちらの列車に爆弾が仕掛けられてるか、探しだせるかZET?」 ZET「列車のような動いてる物では、細かくスキャン画面が出ません・・・」 はな「</FONT><FONT color="#000000" size="+3"><B>あ!</B></FONT><FONT color="#000000">」 ヨウ「どうした?」 はな「一本だけ・・・保安局前を通りますね・・・!」 ヨウ「何とかしてそっちの方だけでも止めるんだ!頼んだぞ!!」 はな「は、・・・はい!何とかしてみます!」 はな(何とかしてって、どうしたらいいんだ!? 簡単に地下鉄列車なんて止めれるワケねぇ!!) </FONT></TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <P> <B>〜地下鉄 保安局〜</B> 指令を受けたはなは、急いで保安局のホームに走り出す! 心配して官製職員も一緒に後を追ってホームへと走った。 <FONT color="#000000"> </FONT> はな「(地下鉄って電車だよな、だったら電気の供給を切ればいいじゃん) ねぇ!地下鉄の電気、落とせない?」 管制官「無理です!その系統のプログラムは、全てクラックされてます!」 <FONT color="#000000"> </FONT> そういってる間にも時間は刻々と進み・・・ ホームの先から列車がせまり来る音が聞こえ始めた! <FONT color="#000000"> </FONT> はな「この一瞬のチャンス、絶対に無駄にはできねぇ!」 <FONT color="#000000"> </FONT> そういうとはなは、ふところから投げナイフを5本取り出し 向かってくる列車のホームから凄まじい勢いで5のナイフを連続で放った!! <IMG src="15-img/image6.gif" width="258" height="258" border="0"> ナイフは列車では無く、その上の電圧線を狙う! 5本のナイフで電圧線が破れ電気がそこから放電し始めた <FONT color="#000000"> </FONT> はな「<B><FONT size="+2">プログラムを解除できねぇなら・・・強制的に切除だ!</FONT></B>」 列車は徐々にスピードが落ち・・・ その間にはなは残りのナイフを列車の窓に放った! 窓ガラスが割れる! <FONT color="#000000"> </FONT> はな(よし! 今だ!!) <FONT color="#000000"> </FONT> はなはスピードの落ちた列車の窓に飛びかかり・・・ 身を引きずられながらも列車に乗り込んだ!! <FONT color="#000000"> </FONT> 列車は放電箇所を過ぎると再び加速を始め、また勢い良く走り出す! <FONT color="#000000"> </FONT> 管制官「な、なんて人なんだ・・・」 </P> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
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<B><FONT size="+1">第16章</FONT> 〜トリヴィアステーション 地下鉄2番ホーム〜</B> <B>PM3:03</B> 人気が無い2番ホームに、火花が飛び散っていた。 剣を握り締めた2人の荒い息遣いが、暗闇を伝って聞こえてくる・・・ <IMG src="16-img/image8.gif" width="323" height="319" border="0"> カステラ「<B><FONT size="+3">オラァァッ!!</FONT></B>」 フレ「くっ・・・」 <B><FONT color="#ffff00">ギィィィィィン!!</FONT></B> 迅い! フレ「(危ない・・・もうちょいで当たるとこやった) 一体、どないなってもうたんや!カスティー!!」 カステラ「黙れッ!!オラオラオラオラァッ!!!」 フレ「クソッ!連撃か!」 <B><FONT color="#ffff00" size="+3">ガン!ギィン!カカカカカァァァン!!</FONT></B> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
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<B><FONT size="+1" color="#000000">第17章</FONT></B></P> <P> <FONT color="#000000"><FONT color="#000000"> </FONT> <B>〜カステラが入って1ヶ月が過ぎたある日〜</B> 今は道場の休憩時間。 「なーなーっ!カスティ! さっき練習してた型が良くわからないんだけど、教えてくんない?」 今ではすっかり道場の人気者のカステラ。 わからないところがあれば、皆すぐにカステラに聞く。 「しっかしなー。カスティに敵うヤツはいないよなー。」 「そーだよねー。フレでも勝てなかったし。」 「そうそう。フレの奴、カスティに負けてから存在感無いよなー。」 門下生達がフレの噂をしていたその時・・・ 「</FONT><FONT color="#000000" size="+2"><B>ダァ〜レが存在感無いやてぇ〜?</B></FONT><FONT color="#000000">」 突然フレが背後から出てきた。 「どゎっ!いたのか!!」 フレ「居て悪いかいっ!」 「しょうがないじゃん。 カスティは親切だし、師範にも気に入られてるし。 それに、お前よりも強・・・」 フレ「あーっ!わかったわかった!そこまでにしときー!」 「事実だろー! 始まった直後にはもうカスティに頭つつかれてたくせに!」 彼が言っているのは、ちょうど1ヶ月前にフレが挑んだ試合のことである。 フレ「うっさい!アレはちょっと手加減してやったんや!!」 「おお〜コワ!カスティとは大違い。」 フレ「あんなのと比べられたかないわ!!」 怒ったフレは顔を真っ赤にしてその場を立ち去った。 フレ「ふん!次に戦うときはワイの勝ちやで! ・・・そや!確かあそこに・・・。 フフフ・・・勝利は確実や!!」 「そうそう、そんな感じ。もう完成したと言っていいかな。」 「そう?やったー!ありがとうカスティ!」 「いやいや、またわからないとこがあったら遠慮しなく聞いてくれ。」 こちらではカステラの指導が終わったところだ。 「おいっ!カステラっ!!」 そこへ、フレが現れた。 カステラ「・・・ん?」 フレ「ほれっ!(ポイッ)」 フレが投げたのは2本の竹刀である。 フレ「お前に勝負を申し込む!!」 カステラ「勝負・・・?だって今は休憩時間・・・ 勝手に試合したらダメだって規則に・・・」 フレ「うっさいわ!さっさと立ちい!!それとも逃げるゆうんとちゃう?」 「フレとカスティが何かやってるよー!」 二人のやりとりに門下生たちが目を向けた。 カステラ「・・・そこまで言われたら退けないな。仕方ない。ちょっとだけだ。」 フレ「おうおう!負けたときの言いわけでも考えときぃ。」 カステラ「誰か審判をやってくれ!」 「あ、じゃあ俺が」と、さっきの門下生が間に入った。 「行くよ・・・始めッ!」 カステラ「ハッ!」 フレ「見切った!」 </FONT><FONT color="#000000" size="+3"><B>バチィィィンッ!!</B></FONT><FONT color="#000000"> フレがカステラの突きを下に払う。 カステラ「今のは肩慣らしさ・・・。」 フレ「フフフ・・・ その肩慣らしが自分の立場を悪くしてもうたのに・・・。(ニヤッ)」 (ミシッ・・・メキメキメキッ・・・) カステラ「</FONT><FONT color="#000000" size="+3"><B>・・・!!?竹刀が!!</B></FONT><FONT color="#000000">」 カステラの右の竹刀は付け根のところで折れてしまった。 カステラ「<B>何かしたな・・・!</B>」 フレ「別に何もしてへんよ。 ただ、ちょっと道場の裏から拾ってきた竹刀やから。 腐ってるかもしれへんなぁ!」 「きたないぞー!フレー!」館内にブーイングが巻き起こった。 フレ「どうぞ何とでも。カステラ、お前に負けてからというもの ワイのプライドはもうズタズタや!」 「プライドだって?」そう言うとカステラは片方の竹刀を捨てた。 それも、折れていないほうの竹刀を・・・ フレ「・・・なッ! 何のつもりや!」 カステラ「お前のプライドがどうとか、そんなのはどうでもいい。 ただ、俺は一人の剣士としての意志をつらぬき通す。 だから今回は、最初に使ったこの一本で十分だ。」 フレ「フン・・・生意気な!ほな行く・・・」 </FONT><FONT color="#000000" size="+3"><B>カッ!</B></FONT><FONT color="#000000"> フレ「・・・!!?」 カステラの竹刀はすでにフレの頭にくっついている。 「し、</FONT><FONT color="#000000" size="+3"><B>勝負あり!勝者カステラ!!</B></FONT><FONT color="#000000">」 フレ「・・・クソォッ!!(ガチャッ!)」 フレは竹刀を捨てて、道場の外へ走って行った。 「ホラ見ろ。フレが卑怯な手を使ったって、カスティが勝つんだ!」 突然、フレの後を追ってカステラも飛び出して行った。 「なんだよ、カスティ。あんなやつ追いかけることないのに。」</FONT> <FONT color="#000000"> </FONT> </P> <TABLE width="100%" background="../img/bak16-1.gif" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center"><FONT color="#000000"> </FONT> フレ「(おかしいと思って試しにゆうてみたけど・・・。 腐った竹刀はお前やないぞカスティ・・・。それは・・・逆やったやろ。 新入りで・・・強かったお前に負けたくないばかりに・・・ワイがやったことや・・・! カスティ・・・やっぱりお前は奴らに・・・)グフッ!!」 <FONT color="#000000"> </FONT> 愛刀『妖刀止水』を片方の槍で完全に押さえこまれたフレは、カステラのもう片方の槍で 致命的な傷を喰らい、完全に意識を失いホームに崩れ落ちた。 <FONT color="#000000"> </FONT> 「お前に俺は倒せないんだよ。フッ」 そう言い残しカステラは静かにホームを去っていった。 <FONT color="#000000"> </FONT></TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <P><FONT color="#000000"><FONT color="#000000"> </FONT> フレ「畜生・・・チクショウ!」 ここは道場から少し離れたところにある川の土手である。 フレは一人で座っていた。 フレ「何であんなヤツなんかに・・・ワイかて必死で練習してきたのに・・・!!」 (ザッ・・・) フレ「・・・?!・・・何の用や。」 振り返ると、カステラが立っていた。 カステラ「・・・・・・フレーター。」 そう言うとそのままフレの隣に腰掛けた。 カステラ「あんなことをして勝ったとしても・・・それは勝利じゃない。」 フレ「うっさい!お前なんかにワイの気持ちがわかってたまるかいな!!」 カステラ「・・・・・・そうだな。わからない・・・。」 2人はしばらく黙っていたが、カステラが語りだした。 カステラ「俺の父親は・・・世界でも最強と言われた剣士だった。」 フレ「・・・なんや。自慢かいな。他でやりい!」 しかし、カステラはそのまま続けた。 カステラ「その父が俺に剣術を叩き込んだ。何から何まで・・・ まだ小さかった俺に容赦もせず。」 フレ「・・・・・・・・・」 カステラ「とても厳しい人で、剣術の実力こそ見せてもらったことは少なかったが・・・ 多分、ガンコさと厳格さは世界一だったな。」 フレ「それがどうしたんや。なんやそないな事ゆうために来たんか?」 カステラ「そんな父親でも、俺が技を一つ覚えるたびに褒めてくれた。 根はものすごく優しい人だった・・・。」 フレ「・・・・・・だった?」 カステラ「ある日、近くの町に『最強』と名乗る剣士が現れた。」 カステラの声が少し低くなった。 カステラ「別に『最強だ』とか言われて動く人でもなかったんだが・・・。 ソイツが構わず町の人々を斬り殺す殺人鬼だと聞いた俺の父親は、 そのまま町へ出て行った。」 カステラは一瞬、間を置いた。 カステラ「そして出て行ったまま・・・・・・帰って来なかった。」 フレ「何やて・・・?」 カステラ「しかし、殺人鬼もいなくなったらしい。後で聞いた話では、 仮面をつけた男が町から出て行くのを見た人がいるらしい。」 フレ「・・・それがお前の親父さんとちゃうんか?」 カステラ「・・・・・・違う。」 カステラ「俺の父親は家を出る前に『仮面をつけた男が 近くの町で暴れまわっている』と言っていた・・・!!」 フレ「・・・!!!じゃあお前の親父さんは?!」 カステラ「殺られたんだろう・・・ソイツに・・・!!!」 カステラは足元の芝生を強く握り締めた。 フレ「・・・・・・・・・」 そして、カステラは芝生から手を離した。 カステラ「それ以来俺は、父から教わった剣術を極めるために修行している。 すべてはソイツを倒すために・・・。」 フレ「そうかそれであんなに・・・。」 カステラ「だから俺は、お前の卑怯な行為が許せない。 剣士としての誇りを汚すような行為が。」 フレ「!!!」 カステラ「お前の気持ちはわからない。でも、 剣士としての・・・父が教えてくれた誇りを汚してほしくはない。」 フレ「なんちゅうことや・・・。そやな。ワイは・・・何をやっとったんや・・・。」 フレが唇を噛み締める。 フレ「負けたくないばっかりに・・・小細工で・・・誇りを踏みにじってもうたんやな・・・。」 と、フレが立ち上がった。 フレ「今度は・・・正々堂々と、ライバルとして戦ってくれへんか・・・?」 フレはためらってから言った。 フレ「さっきは卑怯な手で・・・無理なのは承知や・・・! でも、もう一度お前と真剣勝負してみたいんや・・・!!」 と、その時、カステラも立ち上がった。 カステラ「何を言ってる。・・・当たり前だろう。 剣士たるもの、挑戦されて逃げるなんてことするワケないだろ!」 フレ「・・・!!!カステラ・・・・・・ホンマにスマンかった!!」 カステラ「いや。お前は誇りについてわかってくれた。 真の剣士である証拠だよ。」 フレ「ん?え?あ、ふ・・・フン!まあ、そないなこと当然やけどな!」 フレは照れくさそうに言った。 フレ「あ・・・でも、真剣勝負と言っても竹刀が無い。」 カステラ「それなら、あそこに。」 カステラは土手の上を指差した。 フレ「あ・・・準備ええな。」 カステラ「ちょっと道場のモノを・・・黙って借りて来ただけさ。」 フレ「おっ。あんさんも結構なワルでんな〜。・・・ほな、早速始めまっか!」 カステラ「・・・望むところだ!!」 2人は一緒に土手の上へ走って行った。</FONT> <FONT color="#000000"> </FONT> </P> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
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第18章</FONT></B> <B><FONT size=+1>〜本部〜</FONT></B> <B>PM3:34</B> ZET「はなさん! あと3分しかありませんよ! 爆弾はまだ見つからないんですか?!」 ZETが荒々しい声ではなに呼びかける。 はな「んなこた〜わかってる! 列車のすみからすみまで探して見て回ってるんだ それにしても見つからないな〜 <B><FONT size="+4" color="#ffff00">あ!</FONT></B>」 ヨウ「<B><FONT size="+3">どうした! はな!!</FONT></B>」 はな「<B><FONT size="+3" color="#ffff00">あった! 爆弾らしき物、発見!!</FONT></B>」 ZET「どんなタイプの爆弾ですか?!」 はな「CRM-04Eタイプだ」 ZET 「間違いないですね?」 はな「ああ、カバーに<B>CRM-04E</B>ってコード名が打ってある」 ZET「だったら、本体カバーを外したら中に、黄色、黒、赤、緑、の4本の線があるはずです! その緑の線を切断したらタイマーが止まるはずです。」 はな「分かった! <B><FONT size="+3" color="#80ff00">緑</FONT></B>だな、今から作業に取り掛かる!」 ZET「くれぐれも言いますが、<B><FONT size="+3" color="#80ff00">緑</FONT></B>の配線ですからね!! それ以外のは絶対切ったらダメですよ!!」 はな「オ〜ケイ!! 任せときな!!」 はな「バカじゃ無いんだ、一回言えば分かるんだよZETの奴。 さてとカバーを外して・・・」 はな「<B><FONT size="+4">なに〜〜〜〜!!</FONT></B>」 ZET「どうしました、はなさん!」 はな「カバー外したんだけどよ〜!」 「<FONT size="+4" color="#00ff00"><FONT size="+4" color="#00ff00"><B>配線が全部、緑だぜ〜〜〜!!</B></FONT> </FONT><FONT size="+1"> あれもこれもそれも、ぜ〜んぶ緑になってる〜〜!! どうすりゃ良いんだ〜!!」</FONT> ZET(くっそ〜 やまのやろ〜 そこまでやるか〜) ZET「じゃあ、タイマー部に繋がってる配線が3本あると思います。 一本は起爆部に繋がっていて、残り2本がアース(−)と電源です。 起爆線とアースを切断するとバイパス回路が働いて即ドカ〜ンといきますので 切断するのは電源線の方です!」 はな「電源線だな!! よし、じゃあやるぞ」 無線ではなと交信しているZETの横でヨウ本部副隊長は爆破物取り扱いデータ集をPC画面で見ていた。 ヨウ「ZET、"CRM-04"と"CRM-04E"って同じ物か?」 ZET「殆ど同じです。違う箇所と言えば確か・・・電源線とアースが逆になってるってとこぐらいですかね 」 ヨウ、ZET「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ZET「あ〜、 ああ〜〜、 しまった〜!! <B>さっきのは"CRM-04"の場合だった!!</B>」 そうZETは切ってはならない方の配線を間違ってはなに指示してしまっていたのだった。 この場合、カットするのはアース線の方であった。 ZETはあわててはなを呼ぶ ZET「<B><FONT size="+3">はなさん〜!! はなさん〜!!</FONT></B>」 はな「なんだ? 配線ならもう切っちまったぞ、<B><FONT size="+4">電源線を</FONT></B>」 ヨウ&ZET「???」 (なぜ爆発しない?) ひょっとして・・・これって・・・<B><FONT size="+4">フェイク!!</FONT></B> </P> <TABLE border="0" width="100%" cellpadding="0" cellspacing="0" background="../img/bak-aku.gif"> <TBODY> <TR> <TD align="center"><B> 〜悪の組織本部〜</B> 地下鉄公安局の官製システムをジャックし、PCでリモート制御を監視しているやまは、 その無線のやりとりを一部始終聞いていた。 やま「<B><FONT size="+3">ハッハッハッハッハッハッ!!</FONT></B> 何やってるんでしょうね、この人達 官製局からジャスティスが乗り込んで来る事ぐらい、予想していたこと おみやげ置いてあげてたのさ」 S・カビル「なかなか、面白かったな今の <B>ハッハッハッ</B>」 やま「では、本物の爆弾のタイマーはと・・・<B><FONT size="+3">あと10秒か</FONT></B> <B><FONT size="+3">ファハッハッハッハッハッハッ!!</FONT></B>」 </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <FONT size="+4"><B>5 </B></FONT> <B><FONT size="+4">4</FONT> </B> <B><FONT size="+4">3</FONT></B> <B> </B> <B><FONT size="+4">2</FONT></B> <B> </B> <B><FONT size="+4">1</FONT></B> <B> </B> <B><FONT size="+4" color="#ffff00">0</FONT></B> <B> </B> トリヴィア・ステーションに上り0008電車と下り2000電車が両方の方角から入って来た。 <B> </B> </CENTER>
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- <CENTER> <TABLE border="0" width="734" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center"> <TABLE border="0" width="100%" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD width="750" height="340" background="../img/bak19-1.gif" align="center" valign="middle"><FONT color="#ffffff"><B><FONT size="+1"> 第19章</FONT></B></FONT></TD> </TR> <TR> <TD bgcolor="#0000ff" align="center"><FONT color="#ffffff"><B>
トリヴィア・ステーションに上りと下りの両方向から2台の列車がホームに入って来た。 下り列車2000便がホームに着くと仕掛けられた爆弾が爆発し 2台の列車が大炎上する手はずであった・・・</B></FONT> <FONT color="#ffffff" size="+2"><B>・・・が、しかし </B></FONT> </TD> </TR> <TR> <TD align="center" background="../img/bak-aku.gif"><FONT color="#ffffff"><B><FONT size="+1"> </FONT></B> S・カビル「やま、なんで爆発しない? 失敗か?」 やま「いや、我々の作戦通りですよ。」 S・カビル「どう言うことだ? 俺には失敗したとしか見えないが・・・ 誰かが下り2000便の爆弾を解除したんじゃないのか?」 やま「いや違う、これを見てみなさいよ。 下り列車2000便がホームに入る寸前でジャステイス本部から列車に向けて電波が飛んでいるでしょう。 奴等ついに</FONT><FONT color="#ffff00"><FONT color="#ffff00"><B>エンフォーサー</B></FONT></FONT><FONT color="#ffffff">を起動したんですよ。」 S・カビル「ほ〜、</FONT><FONT color="#ffff00"><B>エンフォーサー</B></FONT><FONT color="#ffffff">ってそんな事できるのか。」 虚瞑「フフフ、遂に<B>エンフォーサー</B>を起動したな。 本部近辺に潜伏してるBIGに連絡するんだ! 直ちにジャスティス本部に乗り込めと!」 やま「了解! いよいよだな。」 </FONT></TD> </TR> <TR> <TD align="center" bgcolor="#ffffff"><FONT color="#000000"> <IMG src="19-img/image1.jpg" width="350" height="260" border="0"> <B>〜ジャスティス本部救命救急センター〜</B> ナオジマン「・・・大丈夫ですよね、ドクター?」 心配そうな表情のナオジマンが言った。 医務室のベッドが2つ新たに使われている。 ドリック「心配ないよ。モーアー君は気絶してて、 もう目が覚めてもいい頃・・・と思ったら寝ちゃってるみたいだし。 火炎忍者さんはさっき手術が終わってまだ麻酔で眠っている。」 モーアーの寝顔を横目に、ドリックが言った。 ドリック「ただ・・・・・・問題はアドバンさんだね。 骨折している箇所が多い上に内臓もやられていた。今ICUで眠っている。 あの高さから落ちて頭部に異常がなかっただけでも奇跡的だよ。」 ナオジマン「そうですか・・・。でも、みんな直に元気になって復帰出来ますよね?」 ドリック「キミ達は、体のどこかを特殊な方法で動かしたり、 念力のような特殊能力で空気中のものを動かせたりするよね?」 ナオジマン「・・・まあ、そうだな。ほとんど鍛えて手にしたチカラだけど。」 ドリック「うん。それで、ケガや病気のときなんかは、 『自分の体を変化させる能力』を持っている人の場合、 その特殊な・・・何というか、『気の流れ』みたいなものが、 体への直接的な負担をカバーしているんじゃないかな。 火炎さんにしてもアドバンさんにしても 本当なら当に逝ってしまっても不思議ではないやられ方なのに・・・ その能力に助けられたんだろう。 だから回復もきっと早いはずだ、心配しなくても大丈夫だって。」 ドリックの説明を聞いて少し安心したナオジマンであった。 </FONT></TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <P> <B>〜本部正面ゲート〜</B> 「(ピピッ・・・)総合コンピューター室、こちら正門前異常ナシです。」 見張りの兵士から無線が飛ぶ。 『わかった。それで、調査班の連絡はまだか?』 応答したのはZETで 彼は30分前、レーダーで異様な生命反応を確認し、 その調査に隊員を出していた。 しかし、向かった調査班との交信が途絶えしまっていた。 警備兵「それが・・・なぜか電波が通じないんです。」 『そうか。やはり故障か、そうでなかったら・・・・・・ヤツら、だな』 ZETが重い声で言った。 警備兵「そうですか・・・。とにかく原因が判明次第、連絡致します。」 ZET『オーケー。見張りもしっかり頼むよ!』 警備兵「了解しました!」 警備兵はそう言うと、無線機のスイッチを切った。 横でつまらなそうに壁によりかかっていた兵士が、 「つまんね〜な〜。見張りっつったって鉄壁の守りが敷かれたこの本部に侵入できる奴なんていねーのによー。」 とぼやいている。 警備兵「だから、『鉄壁』って俺らのことだぞ。」 「アッ・・・そうだった。」とぼけた感じで頭を叩く。 警備兵「(オイオイ・・・)ZETさんから引き続き見張りをするように言われた。調査隊への連絡も何とかしないと。」 兵士「メンドくせーなー。ちょっとくらいサボったって大したことないかな〜。」 警備兵「オイ!気を抜くな。そういう気のゆるみが命取りなんだぞ。」 「その通りだぞ、兵士くん。」 突然、妙な声が響いた。 兵士「<B><FONT size="+3">何者だ!!?</FONT></B>」 すると、突如目の前に妙な男が現れた。 「フン・・・。何が『鉄壁』だ。ザコ兵士じゃん!」 兵士「何だと!?・・・最近、この辺の街で暴れ回ってるのはお前か?」 そう言いながら、彼は警備兵に手で合図した。 兵士(人を集めろ!隠れて無線で連絡を!!) 警備兵「(・・・・・・わかった。)」 すると彼は気付かれないように柱の背後にまわった。 「そうだが?『お前』ではなく『BIG』と呼んでもらいたい。」</P> <TABLE width="600" border="1"> <TBODY> <TR> <TD align="center" width="100" rowspan="4"><IMG height="98" src="19-img/19big.jpg" width="98" border="0"> <FONT color=#ffff00>BIG</FONT></TD> <TD align="left" height="47" rowspan="4"><B><FONT color=#ffffff>悪の組織の幹部</FONT></B> <FONT color=#ffff00>年齢:</FONT>20歳 <FONT color=#ffff00>特殊能力:</FONT>敵のバランス感覚を崩す口笛。 <FONT color=#ffff00>特殊能力の弱点:</FONT>能力を使いすぎるとしばらくの間(45分)能力が使えない(4回以上) <FONT color=#ffff00>武器:</FONT>銃 <FONT color=#ffff00>キャラの特性:</FONT>バイクを乗り回し、動きが非常に早い。狙撃がうまい <FONT color=#ffff00>性格:</FONT>残忍無悲で凶暴。</TD> </TR> <TR></TR> <TR></TR> <TR></TR> </TBODY> </TABLE> <P>兵士A「・・・なにッ?!BIGだと!!?」 BIG「・・・フン。俺も相当な有名人らしいな。塀の中じゃ全然そういうのわからんでね。」 兵士「お前が誰であろうと・・・ここから先へは進ません!!」 兵士が飛びかかった・・・ハズなのだが、彼は地面に崩れ落ちた。 BIG「この程度か・・・・・・口ほどにもない。」 </P> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
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- <CENTER> <TABLE border="0" width="734" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center"> <TABLE border="0" width="100%" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD background="../img/bak16-1.gif"> <P align="center"><B><FONT color="#ffffff" size="+1">
第20章</FONT></B></P> <P align="center"> <B>〜地下鉄『トリヴィアステーション』〜</B> 上り3番ホームに到着した0008便から飛び出したはなは、 向かいの下り2番ホームに入って来た2000列車に駆け込む。 列車の中は閉じ込められていた乗客達が先を争い 車内から逃げ出そうと騒然とした状態であった。 そんな中、はなは仕掛けられた爆弾をひたすら探し回った。 爆弾は既に本部エンフォーサーの操作により完全に機能は停止されているのだが、 それを見つけ出し安全に撤去しないことには任務は完了しない。 「探しものか? こいつだろ」 そう言ってサングラスを描けた謎の男が仕掛けられていた爆弾をはなに投げ渡した。 はな「おいおい、そんなにむぞうさに投げたりするんじゃない!! 爆発したらどうするんだよ」 「心配いらね〜よ 完璧に機能は止まってる さすがエンファーサーだな」 はな「<B><FONT size="+3">!!</FONT></B>」 (何者こいつ なぜエンフォーサーの事を・・・) 「じゃあな、わたしは一般市民なもんで 失礼するよ」 そう言うとその男は列車を降りホームを去っていった。 (エンフォーサーか・・・遂に完成させたんだな・・・完璧だ) この男がつぶやいたエンフォーサーとは、 PawaLandシティー技術者達が総力を上げて作り上げた迎撃部隊の秘密兵器。 迎撃部隊幹部の身に何かあったとしても このエンフォーサーに迎撃部隊幹部の思考タパーンデーターを インストールする事で幹部に変わり作戦指揮をとれる機能が搭載され、 この兵器の最大の能力は、世界中に存在する多種多様なテロ兵器の制御を リモート操作可能なことでその性能は、 世界中に配置されている核弾道ミサイルの制御まで出きるといった とんでもない代物である。 それは絶対に核は使わせないといったPawaLandシティー技術者達の 想いが作り上げた平和の兵器でもあった。 しかし反面、もしこの兵器が間違って悪の手にわたるような事があったら・・・ 世界はとんでもない自体になってしまうだろう。 その為、このエンフォーサーの正体、 及び使用はごく限られた人物達にしか許されていなかった。 今回の爆破阻止も土壇場で本部がこのエンフォーサーを使い 爆弾機能を完全に凍結させたものだった。 無事爆弾を確認し安心しきったはなが列車から出て目にしたものは・・・ 「<B><FONT size=+2>フ、フレ隊長!!</FONT></B>」 カステラに破れ瀕死状態でホームに倒れているフレ隊長だった。 はな「まだ息はある・・急いで救急センターへ運ばないとこの傷では・・・」 はなはフレを背負い本部救急センターへと向かった。 </P> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <P> <B> 〜ジャスティス本部〜</B> 正門ゲート警備兵「(ピピッ)こちら正門前!応答せよ!!」 敵に見つからないよう、小声で連絡を取っていた。 ZET『こちら総合コンピューター室。何があった?』 警備兵「<B>敵襲です!!!</B>」 ZET『何っ!!やはり・・・。敵は何人だ!?』 警備兵「・・・一人。髪の長いのが一人で!!」 ZET『<B><FONT size="+3">何だと!!?</FONT></B>』 ZETが声を挙げた。 本部に一人で攻めてくるようなマネは、自殺行為に等しい。 そんなことをする奴がいるのか、という驚きである。 ZET『それで、お前は?』 兵士B「はい。なんとか・・・・・・何とか見つからずに連絡することができました。」 もう一人の兵士の様子を伺い、心配しながら言った。 ZET『敵の特徴を教えてくれ。』 しかし、その必要は無かった。 敵が自分から名乗り出ているのが聞こえた。 無線機越しでもその名前はZETを驚愕させた。 ZET『ビ・・・<B><FONT size="+3">BIG!!!</FONT></B>』 ZET『とにかく俺は司令室と近くにいる兵士に連絡を取る!お前も近くの仲間を集めておけ!!』 警備兵「了解しまッ・・・(ドサッ)」 突然、兵士の声が聞こえなくなった。 ZET『どうした!?オイ!!何があった!!?』 BIG「気配を感じて見てみればコソコソと・・・」 隠れていた警備兵を見つけ、BIGが現れた。 ZET『(やられたのか!クソッ!!)』 うつぶせに倒れた警備兵の肩を蹴ってひっくり返す。 BIGは左肩のところに足を乗せた。 BIG「こういうのが一番・・・ムカツクんだよなァッ!!」 <B><FONT size="+3">ベキィィッッ</FONT></B> ZET『ウッ・・・』 骨の折れる鈍い音が響く。 BIG「ん?なんだこりゃ。」 BIGの声が近い。 ZET『おい!BIG!!』 明らかに無線機を手に取っていると判断し、ZETが声を出した。 BIG「お、こりゃ面白ェ。」 無線機を裏返してみたり、適当なボタンを押してみたりする。 ZET『お前はそこで必ず捕ら(ブッ)やる(プブッ)覚え(・・・プッ)』 BIG「ん?何だ?(カンカンカン)壊れたのか?」 BIGは左手で無線機を叩いた。 BIG「・・・んだよつまんねェ!(ポイッ)」 無線機を投げ捨てたところに、足音が聞こえてきた。 <B>ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザ</B> BIG「おっと。兵隊軍団おでましってヤツ?」 50人ほどの兵団が門から現れた。 BIG「やっと面白くなってきたぜ・・・・」 兵隊団の小隊長が銃をBIGに向けて言った。 すでに、BIGの周りには兵隊が囲んでいる。 小隊長「キサマは完全に包囲されている。おとなしく掴まる事だ・・・・武器があるなら捨てて両手を上げろ!!」 BIG「ぁん?武器かぁ・・・・例えばコレとか?」 と、コートを見せつけるように広げた。 その中には大小、<B>約20丁ぐらいの銃が納められていた!</B> 小隊長「なっ・・・全員、<B><FONT size="+3">撃てぇぇぇぇぇぇぇ!!!!</FONT></B>」 兵士が、銃を構えた時にはBIGの姿は無かった。 次に現れた時は小隊長の耳元で囁くように言った。 BIG「<B>遅せぇよ・・・・</B>」 BIGはニヤリと笑うと耳元で口笛を吹きだした。 小隊長「(いったい何を・・・)ウッ・・・グゥゥゥゥゥゥ!!!!」 BIGの口笛を聞いたとたんに唸りだした小隊長。 BIG「アレ?どうしたのかな隊長さん?」 その光景を呆然と見ている兵士達。 BIGはコートの中から手探りで銃を取り出す。 兵士がその動きに気付き、「無駄な抵抗はよせ!!」と振るえながら言ったが、 BIGは気にする事も無くコートの中から銃を取り出した。 コートから2丁の銃を抜き取ったBIGは静かに言った。 BIG「さて・・・・・殺るか」 BIGは小隊長の耳元で吹いた口笛を今度は他の兵士に聞えるように吹いた。 その後の兵士の目にはBIGの姿がどう写ったかは分らない。 兵士達は酔った様によろめいている。 BIGは自慢のスピードを生かして、兵士達の後方へ回ると全員の足だけを撃ち抜いた。 撃ち終えた銃を捨て、コートの中から2つマシンガンを取り出す。 BIG「<B>死なねぇ程度に殺してやるよ!!!</B>」 両手に構えられたマシンガンから銃弾が放出される。 兵士達は防弾チョッキを着ているものの、連発で撃ちだされる弾はチョッキごと撃ち抜いた。 BIG「弱いな。もっと強いのはいねェのかァッ!!?」 BIGの周りには無数の薬きょうが散らばり倒れた兵士の山が出来ていた。 </P> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
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第21章</FONT></B> <B>〜ジャスティス救命救急センター〜</B> <B><FONT size="+3" color="#0000ff">ビィービィービィービィー</FONT></B> けたたましいサイレン音と共にオペレーターのアナウンスがセンター内に流れる 「<FONT color="#0000ff">センター内に敵が侵入! 各医療スタッフは迅速に緊急体制を引いて下さい</FONT>」 Dr.ドリック「遂にこのセンターにまで敵が押し寄せてきたか・・・」 このセンターはジャスティス本部の目と鼻の先に位置する為、 センター内に犯罪者が攻めてくるなどといった事は過去一度も無かった。 しかし、今回の一連のテロ組織の犯行は既にドリックの耳にも入っていたし 彼自身、只ならぬ事態だということは十分察知していた。 アナウンスを聞いて、Holicが慌ててドリックの元へ駆けつけてきた。 しかし、ドリックは至って沈着冷静なもの、救命救急という1分1秒を争う場において 随時的確な判断と処置を求められる仕事をこなしてきてる彼にとっては、 うろたえるとか動揺といった部類の言葉はおおかた無関係なものなのだろう。 Holic「ドクター! やばいですよ!! ここには患者や負傷した隊員達が・・・」 Holicは明らかに動揺しているようであった。 その様子を見て取ったドリックは、静かにHolicに語りかけた。 Dr.ドリック「Holicくん、君はジャスティス隊員だ、こういった事態にそなえ 日ごろから訓練を受けて来ただろう、なにもうろたえることはない 今日まで訓練してきた通りの事をやればいい わたしも医師として今日までそうしてきた」 ドリックの落ち着いた話しかけにHolicは少し冷静さを取り戻し 今、自分たちが置かれている状況などを少しずつではあるが把握し始めていた。 Dr.ドリック「さっき本部の方でも凄まじい銃撃戦の音が鳴り渡っていた。 間違い無く、本部にも敵が踏み込んできている。 地下鉄に向かったフレ隊長もかなりの重症をおったそうだ。 もうこちらに着く頃だろう。さっきはなさんから連絡があったとこだ。」 Holic「た・・・隊長が・・・」 Dr.ドリック「アドバン隊長もまだICUに入ったままだ。 君はこの状況下でどう戦う? このセンターには他にも負傷者や患者さんが大勢いるのだよ 敵と戦うのが君たちの任務なら、このセンターの患者さん達の命を守るのが私の任務だ。 私は速やかなる降参を侵略者に申し出る」 「それが正解だな」 話を割って入って来たのはゆうだった。 Dr.ドリック「ゆう! おきてきたか・・・」 ゆう「ドクター、あんたの言ってる事は良くわかる。しかし俺は戦わずして降参なんて性にあわね〜 勝手に戦わせてもらうぜ!!」 そういって飛び出して行こうとしたゆうをドリックは大声で呼び止めた Dr.ドリック「聞くんだゆう!! 今、彼等と戦っても勝ち目は無い!! 例え敵の大将をお前が倒したとて、直ぐに新手の幹部が襲ってくる アフロややまだって既に敵の駒として働いている。 ここは一旦退くんだ。それしか方法は無い」 ゆう「退いてどうなるってもんでもね〜だろ 逃げたら負けを認めたようなもんだろが!!」 Dr.ドリック「私はそうは思わんね。 今戦えばそれこそ完全なる負けになるかもしれない。 しかし、今は甘んじて負けを認めよう、しかしそれは今後の勝利に導く為の「勝利の因」を作る為の負けだ。 我々が勝利をあきらめない限り、必ず反撃のチャンスは巡って来る。その時まで我慢するのだ。 君は仮にもエリア防衛副隊長という重大な責務にある人間だ。くれぐれも軽はずみな行動は慎んでくれ」 Dr.ドリックの理路整然とした話に、ゆうは返す言葉がなかったが、彼の強く握りしめた拳は悔しさで震えていた。 Dr.ドリック「今から私が館内アナウンスを流す。そしたらゆう、Holic、君たちは負傷した隊員をつれて逃げてくれ」 そういい残すとドリックは院長室に入り館内アナウンスを始めた。 Dr.ドリック「<FONT color="#0000ff">私は当センターの責任者のドリックだ。我々に抵抗する意思は無い。無条件に君たちに降伏する。<FONT color="#0000ff"> </FONT> だから、一切患者さんには危害を加えないで欲しい。再度繰り返す、我々は君たちに無条件に降伏する</FONT>。」 それを聞いてたHolicが・・・ Holic「<B>俺はいやだ! 戦う! 降伏なんてできね〜!!</B>」 そう言って飛び出していった。 Dr.ドリック「ゆう! 止めなくていいのか!」 ゆう「・・・あいつは止めても聞くような奴じゃね〜 俺だって副隊長という責務がなけりゃ飛び出していってるさ・・・」 Dr.ドリック「部下を見捨てるのか?・・・」 ゆう「そういう問題じゃないんだよ、これは戦う戦士にしか分からない問題だ・・・」 Dr.ドリック「そうか・・・」 Dr.ドリック「しかし、ゆう、君にはアドバン隊長を頼むぞ。 わたしは運ばれてくるフレのことが気になるからここに残る。」 ゆう「じゃあドクター、フレさんのこと宜しく頼む・・・絶対にフレさんを救ってくれ」 そう言うとゆうはアドバンが眠っているICU室へ向かった。 <B>〜センター一階ロビー〜</B> 「聞きましたか今のアナウンス!! あなたがたの指揮官殿は戦いを放棄したぞ。 指揮官といっても所詮ただの医者だってことだな!・・・って私も医者なんだがね ファハハハハ!!」 兵士を引き連れてセンターに押し入ってきたこの男、悪の組織の幹部「Dr.オメガ」。</P> <TABLE width="600" border="1"> <TBODY> <TR> <TD align="center" width="100" rowspan="4"><IMG height="97" src="21-img/21omega.jpg" width="97" border="0"> <FONT color="#0000ff">ドクター・オメガ<FONT color="#0000ff"> </FONT></FONT></TD> <TD align="left" height="47" rowspan="4"><B><FONT color="#0000ff">悪の組織の専属ドクター</FONT></B> <FONT color="#0000ff">年齢:</FONT>??? <FONT color="#0000ff">特殊能力:</FONT>重傷じゃない限り一分以内に仲間の傷を回復する。 <FONT color="#0000ff">特殊能力の弱点:</FONT>治療をしている間は周りがわからない=敵に攻撃されやすい。あと生死にかかわる病気は30分から1時間かかる。 <FONT color="#0000ff">武器:</FONT>メス&注射器 <FONT color="#0000ff">キャラの特性:</FONT>いきなり現れいきなり消えていく・・・・ <FONT color="#0000ff">性格:</FONT>好調・不調の差が無い </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <P align="center">彼は元々はまともな医師として学会でも名の通った実力ある医者であったのだが、 その研究の内容があまりにも異常な方向へエスカレートし、学会を追放された いわば医師の道を踏み外したドクターであった。 Dr.オメガ「残念ながらジャスティスにはもはや君たちを護衛する力も残っていないって所だな」 「<B>ジャスティスならここにいる!! 俺が相手だ!!</B>」 Holicが勢いよく飛び出してきた。 Dr.オメガ「ほう〜威勢のいいのが出てきましたね やはりそうこなくっちゃ面白くないでしょうに」 そこへ何も知らずフレを背負ったはなが正面入り口から入って来た! 「<B><FONT size="+1">だれだこいつ?!</FONT></B>」 Holic「<B>はなさん!! ここへきちゃだめだ! 隊長を連れて直ぐに逃げてください!</B>」 はな「<B>逃げろだと?</B> お前だれに向かってそんなこと言ってんだ」 Holic「い、いや・・・、はなさんは今の状況を分かっていないから・・・」 センターロビーは天井が吹きぬけになっていて Dr.ドリックは5階の院長室からこのロビーの様子をうかがっていた。 そして、モーアー、火炎が寝ている病室へ向かうと、寝ていたモーアーを起こし、今の状況と モーアーの取るべき行動について語りだした。 モーアー「じゃあ、僕はロビーにいる負傷したフレ隊長をここから連れ出せばいいんですね。」 Dr.ドリック「そうだ、ロビーには敵が大勢いるが、今ならはなさん達に気を取られ連れ出すことも可能だ。」 モーアー「でも、火炎さんは?」 Dr.ドリック「・・・Holicに運ばせようと思っていたのだが・・・」 その時、火炎は意識を取り戻しはじめていた。 体を動かす事は出来ないがこの2人の会話を微かな意識の中で聞いていた。 モーアー「あ、火炎さんが何か言おうとしている 何ですか? 火炎さん」 モーアーは、火炎が言おうとしている事を何とか聞き取ろうと火炎に寄り添った。 火炎「モーアー・・・俺はいい・・・フレを助けてやってくれ・・・」 モーアー「そ・・・そんな・・・」 火炎「いいかモーアー・・・もし俺が・・敵に洗脳され・・お前の前に敵として現れたとしても・・・」 モーアー「そんな事いわないで!」 火炎「いいから・・聞け・って・・その時は、・・容赦なく俺を・・・叩きのめせ」 モーアー「そ、そんなのいやだ・・・」 溢れ出る涙をぬぐいながらモーアーは火炎の旨に崩れ落ちた。 火炎「グハ、・・・痛てぇ〜よ・・・モーアー 」 Dr.ドリック「敵兵がこの階にも回ってきたようだ、急げモーアー! ここから見る限りフレさんは、かなり出血している。早く輸血しないと危ない。 これをもって行くんだ。 わたしは、責任者として今この場を抜け出すことは出来ない。 しかし、後で必ず君たちの元へ行く。それまで何とかフレさんを・・・」 火炎「<B>さあ、モーアー行って来い!!</B>」 </P> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
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- <CENTER> <TABLE border="0" width="734" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center"> <TABLE border="0" width="100%" cellpadding="0" cellspacing="0" background="../img/bak-aku.gif"> <TBODY> <TR> <TD align="center">
<B><FONT size="+1">第22章</FONT></B> <B><FONT size=+1>〜悪の組織本部〜</FONT></B> ブラックゼロ「・・・さて、いいわけを聞いてやろうじゃあないか。 なあ、しんへい。」 ブラックゼロはイスを回し、帰還したしんへいにそう語りはじめ 爆弾を設置しなかったことに対して冷静にも厳しい口調で問い詰めた。 しんへい「・・・しかし、アドバンを倒すという目的は達成できました。 それでいいのではないでしょうか?」 ブラックゼロ「そうかそうか。それもそうだな。 ・・・じゃあ死体の一つでも持って来て欲しかったんだがなあぁ。」 眉を吊り上げながら、しんへいを見下げる。 しんへい「・・・・・・関係ない人々まで巻き込む必要は無い。」 ブラックゼロ「何だと!?もう一度言ってみろ!!!」 しんへいがつぶやいた途端、ブラックゼロは怒鳴り、立ち上がった。 そのまましんへいに歩み寄り、彼の目の前で止まる。 ブラックゼロ「・・・・・・(顔の刺青が薄く・・・?)おい、虚瞑!!」 ブラックゼロに呼ばれて、奥の部屋から虚瞑が現れた。 虚瞑「何でしょうか?」 すると、ブラックゼロはポケットから手錠のようなものを取り出し、素早くしんへいの腕にはめた。 ブラックゼロ「・・・どうやら完全改造が必要らしい。今すぐにできるか?」 しんへい「え・・・何を・・・・・・」 虚瞑「やれやれ・・・ 最近は改造手術にも慣れたもんですよDr.オメガは」 ブラックゼロ「頼むぞ・・・できれば今日中にな!!」 虚瞑「残念ながら今Dr.オメガは任務の為出払っておりませぬ。」 ブラックゼロ「そうか、Dr.オメガが出て行ったという事は、今回の作戦、順調に進んでるようだな。」 虚瞑はしんへいのコートの袖を引っ張った。 しんへい「ちょ、ちょっと待て!!話がちが・・・ヴッ!?」 (ストッ・・・) 手刀でしんへいを気絶させた。 ブラックゼロ「・・・まったく何て奴だ。浅かったとはいえ自分で洗脳を解くとは・・・。」 虚瞑「BIGが先ほどジャスティス本部に乗り込みました。 そろそろ、私もエンフォーサーを拝みに行こうかと。」 ブラックゼロ「エンフォーサーか、遂にそれが手に入る時がきたか・・・よし、行って来い!!」 </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <P> <B><FONT size=+1>〜本部〜</FONT></B> ZET「クソッ!これが奴らの狙いだったか!!」 組織の目的が本部への攻撃だと睨んだが、もう遅い。 ヨウ「BIG・・・なぜ奴が?!」 ZET「そうですね・・・この前の鬼パワ奇襲時に組織が引きずり出したか何かでしょう。」 ヨウ「そうか!奴らなら考えそうな事だな。でも確かアロハーさんとMAXが調査に向かったハズじゃ?」 ZET「あの二人とは以前から別の電波が邪魔をして連絡が取れません。」 ヨウ「やはり、虚瞑という奴の仕業か・・・。」 ZET「多分そうでしょうね。こっちが事前に情報を得られないようにするために・・・。」 ヨウ「なんて奴だ・・・!!!」 『<FONT color="#ffff00">フハハハ・・・褒めてもらえて光栄だ。</FONT>』 ZET「<B>何ッ!!?</B>」 ZETの背後にあった小さい画面に、眼鏡の男の顔が映った。 ZET「その声・・・お前が虚瞑?!(データハックがもうここまで来ているのか!?)」 虚瞑<FONT color="#ffff00">『まあそうだが。相当驚いているようだが、これくらい簡単なこと。 前にウチの幹部がそっちに行かなかったか?』</FONT> ヨウ「まさか・・・・・・S・カビル!!!」 虚瞑<FONT color="#ffff00">『ご名答。あいにくコッチはちょっとデータいじった程度で帰すようなバカじゃないんでね。』</FONT> ZET「何だと・・・そう簡単にいじれるデータじゃ・・・」 ZETは手元のパソコンを開いて確認した。 ZET「コレは・・・ハッキング防止プログラムが無い!!?」 虚瞑<FONT color="#ffff00">『フン。それだけじゃないだろ。他の関連データも削除させてもらったよ。』</FONT> ヨウ「チッ・・・なんてヤツらだ・・・!!!」 虚瞑<FONT color="#ffff00">『何とでも言うがいい。そろそろ時間だな。後は任せたぞ!!(ブツッ)』</FONT> モニターは監視画面に戻った。 ZET「クッ・・・!!何故こんなことに!!!」 ヨウ「待てZET!何か聞こえる・・・。」 部屋の奥の大きな扉の向こうから誰か走ってくるのが聞こえる。 <B>カッカッカッカッカッ・・・</B> 足音が近づき、2人に緊張が走った。 <B>ギィィィィィ・・・</B> ゆっくり左右の扉が開く。 ヨウ&ZET「<B><FONT size="+3">手を上げろ!!</FONT></B>」 2人は部屋に入ってきた男を取り囲んでいた。 ヨウ「・・・そのままゆっくりと前へ進め。」 男は指示に従った。 顔は影で隠れてよく見えない。 しかし、光のあるところに出て、ようやく誰なのかわかった。 ZET「驚かさないで下さいよ・・・」 2人は武器(銃とビームソード)を降ろした。 部屋へ走って来たのはナオジマンだった。 ナオジマン「こ、殺す気かァッ!!」 ヨウ&ZET(最初から俺だよと言ってくれればいいのに・・・。) ナオジマン「<B>とにかく、急いで逃げろ!!</B>」 ナオジマンはようやくスムーズな口調に戻った。 ナオジマン「BIG・・・アイツは強い! 兵士はもう一人もいない・・・。 早くここから逃げた方がいい!!」 ヨウ「逃げろだと!? 誰に向かっていってるんだ 俺は本部副隊長だ!! 戦わずして逃げるなど出来るか」 ナオジマン「ヨウさん冷静に良く考えてくれ 今我々の勢力は極端に低減している 。 アドバンさんも倒され フレさんもさっき救急センターに運ばれてきた アフロややま、藪だって既に敵に洗脳されここには居ない。 こんな状態で戦っても俺たちに勝ち目は無い 今進入してきてるBIGのことは あんたも良く知ってるだろ どれだけの実力の持ち主かは・・・」 ZET「・・・そうですね。ヨウさん! やはりここはナオジマンさんの言う通りにした方が!」 ヨウ「・・・確かにナオジマンの言うことも・・・しかし」 この時ヨウはアドバン、フレという主力戦力を失い、 その精神的ショックからまともな指揮が取れる状態ではなかった。 ナオジマンやZETはヨウの普段とは違った様子からすでにその事にも気づいていた。 <B>ガン!ガンガンガン!!!</B> ヨウ「なっ・・・」 突然ナオジマンが右奥の柱に向かって銃を撃ち始めた。 ZET「・・・!!いつの間に!!」 ヨウ「お前は・・・!!!」 柱の裏から人影が現れた。 ナオジマン「ここは俺に任せろ・・・。ZET! ヨウさんを連れて早く逃げろ!!」 ZET「えっ・・・でも・・・ナオさんは・・・」 ナオジマン「<B><FONT size="+3">いいからさっさと行け〜!!</FONT></B>」 ヨウ「ナオ!! スマン・・・」 ZETはヨウの服の襟をつかむと、そのまま引っ張って部屋から逃げた。 <IMG src="22-img/image10.gif" width="298" height="298" border="0"> ナオジマン「さあ来いよ・・・<B><FONT size="+1">BIG!!</FONT></B>」 BIG「フン。バレてたか。まあいい・・・お前、入隊何年目だ?」 ナオジマン「・・・今年入った新人だが?」 BIG「プッ・・・アハハハハハ!!!新人が俺に挑もうってか!!笑わせるぜ!ハッハッハァ!!」 ナオジマン「新人だからってナメんなよ・・・。 これでもアドバンさんから実力認められて引き抜いてもらったんだ!」 </P> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
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第23章 </FONT></B> <B> 〜救命救急センター〜</B> オメガ「私の敵はアナタですか・・・・」 Holic「はなさんには触れさせない!!」 オメガ「そうですか・・・フレさんを担いでいますからね。今、私は「好調」の風にいる・・・」 <B> </B> Holicは意味不明と言った顔をしている。 オメガ「アナタごときが<B>私を倒す事は出来ない</B>と言う事ですよ・・・」 オメガは医者とは思えないスピードでHolicの背後に回る。 <B> </B> Holic「なっ・・・(速すぎるだろ医者の癖にぃ!!!)」 Holicは反転しながら右手ストレートを放った。 オメガはそれを、メスの先で受け止めた。 もちろん拳はメスに突き刺さる。 <B> </B> Holic「グッ!!!野郎・・・やりやがった!!肉が裂けてやがる!!!(右手はもう使えない・・・)」 オメガ「残念ながら右手を使えなくなったアナタは私に負ける運命にある・・・・」 <B> </B> はな「<B>Holic!!!退きな!俺がやる!!</B>」 <B> </B> はなは、フレを地面に置くと腰からナイフを取り出した。 はな(正直言うと今のオメガは隊長クラスに勝てぬとも劣らない・・・) <B> </B> オメガ「(フレの側近なんだ・・・強いんだろう・・・)」 オメガは懐からメスを数本取り出すと、はなに向かって投げた。 <B> </B> オメガ「<B>さぁ・・・オペ(手術)を始めましょうか</B>」 <B> </B> と、静かに言い放つとオメガは、はなに向かってもう一度メスを投げて牽制すると 自慢のスピードではなの死角へ移動した。 はなは、牽制のメスをナイフで打ち落とすと死角に視線を向けるが誰もいない。 オメガ「医者として最大のミスをしてしまった・・・麻酔をしなくちゃね」 オメガはマバタキよりも早く懐から注射器を取り出し、はなの左腕に挿した。 注射器を投げ捨てるとオメガは、はなから離れる。 はな は間合いを取るために後方へ飛んだが、なぜか逆の方向へ飛んだ。 <B> </B> はな「な・・(後へ飛んだのに前へ・・・)<B><FONT size="+3">オメガ!何をしたぁ!!!</FONT></B>」 <B> </B> オメガ「いや・・・キミの体にちょっとした細工をネ・・・ 簡単に例を出すと「右手を挙げれば左手が挙がる」って感じかな」 はな「俺の動作が・・・逆になると?」 オメガは微笑みながら頷いた。 はな「野郎・・・(まず、この麻酔に慣れないと・・・)」 <B> </B> はなは、まず右手親指を動かす・・・しかし、左手親指が動いている。 次にナイフを持っている右手とは逆の左手をオメガに向けてみる。 もちろん、ナイフを持っている右手がオメガに向けられている。 はな「(少し動きにくいが慣れれば簡単だ・・・)」 <B> </B> はなはオメガに向かって走る、全力に近いスピードだ。 オメガ「たいしたものだ・・・この麻酔にすぐ慣れるとは・・・ (始めは殺す気だったが、面白い実験材料だ・・・)」 オメガは走ってくるはなを避ける。 すると、また はなの耳元で囁いた。 <B> </B> オメガ「<B>君は面白いモルモットだよ♪</B>」 <B> </B> はな「<B>言うねぇぇ!!好きだぜそういうの!!!</B>」 <B> </B> はなとオメガは止まったまま1分、2分と過ぎていった。 オメガはハンカチでメスを拭いているがスキを全く見せていない。 はな「(余裕を見せ付けてやがる・・・このまま待っていても仕方が無い・・・)」 はなはオメガに向かって手持ちナイフを5本連続で投げた! オメガ「何のつもりです?そんなおかど違いの方角に投げちゃって・・・」 はなが放ったナイフはオメガの周りに飛んでいっただけだった。 <B> </B> はな「<B><FONT size="+1" color="#ffff00">パペット・カブリシャス!!!</FONT></B>(傀儡の気まぐれ!!!)俺の十八番だっ!!!」 <B> </B> はなが何かをした、しかしそれは肉眼では捕らえることが出来ない程の 超スピードの動きだった。 <B> </B> オメガ「<B><FONT size="+4">なに!!</FONT></B>」 <B> </B> はなが先に放った5本のナイフが10本になり一気にオメガを取り囲む形で突き進んできた!! はなは最初に放ったナイフに向けて更に5本のナイフを超スピードショットで放ち 先に放ったナイフをヒットさせ5本のナイフ全ての方向を転換させたのだった。 それにより計10本のナイフがいっせいにオメガを取り囲む形で飛び込んで来た!! <B> </B> はな「<B><FONT size="+3">これで終わりだぁぁぁぁぁ!!!</FONT></B>」 <B> </B> オメガの体に10本のナイフが突き刺さった。 <B> </B> はな「さて、フレさんを・・・<B><FONT size="+3">何!!</FONT></B>」 オメガは倒れることも無くその状態のまま、はなに近づいていく。 <B> </B> オメガ「よけようと思えばよけれたんですがね・・・ こうした方があなたの精神的ダメージが大きいでしょ? ファハハハハ」 <B> </B> はな「俺のラストショットが効かない・・・なんなんだコイツ・・・」 <B> </B> はなはその場に立ち竦んで顔色を青くしていた。 オメガは新しいメスを取り出すとはなの間接部にそれぞれ刺した。 はな「ウッ・・・・・<B>グウゥゥゥッアァァァァァァ!!!!</B>」 <B> </B> メスが刺さった関節は麻酔無しで外された。 耐えがたい痛みからはなの意識が途絶えた。 そのあと、全てのナイフを引き抜いた。 <B> </B> オメガ「(少々痛手を負いましたね・・・しかし)」 オメガは自分の心臓に手を当てると、その体の傷が治っていく。 オメガ「(30秒あれば大丈夫だな・・・)さて・・・フレも運んで・・・」 <B> </B> オメガが振り返って見るとフレの姿は無かった。 <B><FONT size=+1> </FONT></B></P> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
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