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作品タイトル:S☆J
日時:
名前: Pg-making  [フォントカラー/背景色:/]
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<CENTER> <TABLE width="80%"> <CAPTION><FONT size="4"><B>







〜序章〜











</B></FONT></CAPTION> <TBODY> <TR> <TD align="center"><B><FONT size="4">西暦20XX年 第三次世界大戦勃発</FONT></B>
</TD> </TR> <TR> <TD> この大戦により、地球の多くの都市が壊滅。戦争の中心となった大国はその殆どが国力を使い果たして無力化し、解体を余儀なくされた。独立を保ったわずかな国々も、荒廃した世界に対する怒り、恐怖、不安が爆発し、各地で起こる紛争を抑えきれず、最終的には滅んでいった。独裁者が消え、政府が消え、悪が消え、法律が消え、数々の命が消えた。
 しかし、絶望的な状況の中でも、人々の希望の灯が消えることはなかった。人々は瓦礫の中から自分達の『街』を復興させていこうとした。幸い、核ミサイルによる放射能の被害が少なかったためでもある。国の解体により孤立したそれらの地域では、人望のある人物が指導者として民衆の上に立ち、人々を指導していった。そこにはもはや『国』という概念はなく、小さな『街』が人々の心のより所だった。世界各地に出来始めた『街』は、地球全体の復興を促進させ、文明も発達していった。大戦の傷跡を胸に秘めながらも、人々は希望に向かって一歩一歩と前進していった。</TD> </TR> <TR> <TD>












</TD> </TR> <TR> <TD align="center"><B><FONT size="4">西暦21XX 世界各地で10万以上の街が復興</FONT></B>
</TD> </TR> <TR> <TD> 新しい世界には『国』はなく、個々の『街』が人々を指導し、治めていった。各地に軍隊を持つ『街』も現れたが、それを行使しようという愚か者はいなかった。
 また、発展していった『街』の中で、特に成長が早かったアジア州第281号都市、通称『Pawa Land』が、いち早く『コンピュータ』に目をつけ、『街』の中に取り入れていった。やがて、住民の戸籍、セキュリティー、学校、その他様々なものにも『コンピュータ』が取り入れられた、『Pawa Land』は電脳都市と呼ばれるようになった。その後、『Pawa Land』だけではなく、他の多くの『街』が『コンピュータ』を取り入れるようになった。   
 地球の年号が西暦(A.D.)からエターナル センチュリー(E.C.)に変わったのは、ちょうどこの頃である、この平和が恒久に続くように、との願いが込められている。  </TD> </TR> <TR> <TD>













</TD> </TR> <TR> <TD align="center"><B><FONT size="4">E.C 0012 6月12日 ブラッド シュダ 事件</FONT></B>
</TD> </TR> <TR> <TD> 『コンピュータ』で規制された『街』に、この日大規模な集団ハッキング事件が起こった。犯人は未だかつて不明だが、この事件はコンピュータ相手に軍隊が何もできなかったことで有名となった。これにより、軍隊の存在が無意味だと判明。その多くが解散。このB事件は、その後も一つの節目として時代の基準になっている。
 そして、このB事件後、いちはやく行動を開始したのはまたしても『Pawa Land』だった。ここに、『街』に住む老若男女を問わぬ有志が集まり、コンピュータ犯罪にも対応できる特殊迎撃部隊を結成。『ジャスティス』の誕生である。</TD> </TR> <TR> <TD align="center">











第1話「反逆軍」前編・後編








</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
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ファイルNo.55
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<TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center"> 47章














戦局は、まっちゃんの優勢。

僅かながら押している。

「威勢の良い言葉吐いてた割に、押されてるぜ?」

幾重もの斬撃がよしを襲う。

それを確実に、堅実に薙ぎ払いながら隙を伺っていた。

キンッ!キンッ!と甲高い響きを奏でながら、耐え忍んでいる。

「(あと3撃・・・1、2、3!)」

まっちゃんの3撃目を大きく払いのけ、1歩踏みこむ。

「胴ッ!!」

黒刀が煌きを帯びながら空気を裂いた。

「くぉっ!」

まっちゃんは驚きの表情で飛び退く。

それを追うように跳躍、黒刀を振り下ろす。

菊一文字で受け流し、肉薄した よしの腹部を蹴り上げる。

小さく呻き声を漏らしながら受身を取る。

「これを狙っていたのか・・・だが」

刀を構え、跳躍。

黒刀でガードの体勢。

「無駄、無駄っ」

斬撃のスピードが遥かに速くなり、黒刀での薙ぎ払いが困難になる。

しかし、何とか払っていくのだが・・・。

「(当たるのも時間の問題・・・だが)」

僅かながら勝機が見えた。

雨が降ってきたのだ。

小降りだが、しとりしとり・・・と。

それがザーッ、ザーッと地面を叩くようになるまで時間は要しなかった。

「この力の長所は『自然の力』という点。僕は自然の声を聞いて何かを代償に、自然の力を得る事ができます」

「代償・・・?」

「対価と言い換えても良いでしょう。今、僕が自然に捧げる事ができる対価・・・」

黒刀を地面に突き刺し、瞳を閉じる。

「大自然の神々よ。僕の覚悟と代償、受け止めてくださるならば・・・力を!!」

その時、黒刀が弾けて砕けた。

そして・・・天空の雨雲が よしを中心に渦を巻く。

渦は範囲を狭め、よしを包み込む。

雷鳴が響いたかと思うと、よしの姿はすでに消えていた。

「降臨されし、封剣」

その声は、まっちゃんの背後から聞こえた。

「バカなっ・・・」

「草薙の雷刀!!」

よしの右手の平から、緑と黄のが入り混じったような、エネルギーの塊。

それは刀にも見え、間合いを取るまっちゃんに向かって・・一閃。

風を裂き、大自然の神々が放つ神々しさが漂うエネルギーの斬撃。

菊一文字でガード・・・しかし、まっちゃんには分かっていた。

「(砕かれるっ!!!)」

接近する斬撃が菊一文字に接触。

ギリギリと草薙の雷刀のエネルギーが菊一文字の刃を削っていく。

「・・・もう1押し」

サラリと天に語り掛けるように、よしは言った。

すると、東南から・・・一対の化け物が降りてきた。

風と言う名の化け物が。

化け物がよしを無視して、突っ込む。

未だ健在する斬撃を援護するように、化け物が踏みこんだ。

衝撃とも言える風圧に飛ばされそうになるのを堪え、押し返そうと力を入れようとするが・・・力が入らない。

そして・・・菊一文字が悲鳴を上げた。



パキィィィン――――ッ



甲高い音が化け物に飲まれて消える。

草薙の雷刀のエネルギーの斬撃は、まっちゃんの頬を僅かに抉って風となる。

「クッソ・・・完敗だ」

まっちゃんは膝を付いて、座り込む。

「アナタ、達の敗因は・・・協力しなかった事。僕も人の事は言えませんが・・・彼らは人ではないので」

クスクスと笑いながら、天空を眺める。

「ありがとう、大自然の神々よ・・・」

その呼びかけに、風がビュンッ・・と返事を返した。








</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
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<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">






48章












照明は完全配備。
客席には、少なくとも5万人は入りそうな楕円形の巨大な闘技場。
ここが古代の遺跡の中だというのは信じがたい。
しかし、本来スクリーンがあるべき所に、巨大な鎖で縛られた大きな扉があるのはなぜだろう?
そんな広い闘技場のフィールド、楕円の縦長の角にあたる部分に、これまた大きな入り口がある。
それぞれの入り口の前には、1人づつ、人が立っている。








「何なんだここは!? 何て広い空間なんだ!」

アドバンの声が、壁にこだまして響いた。









「わざわざこんな場所を用意してくれるとは・・・昔の人もよくやってくれるな」

反対側のゲートに立っているしんへいが言った。










それにしてもこの闘技場は広い。
そのうえ天井は吹き抜けになっていて、空が見える。
ヘリで上空から見た時は、それらしい穴は無かったはずだ。
こうなると、この部屋は地形を完全に無視しているかに思える。









「・・・ん?」

アドバンが吹き抜けの天井を見て、眉をつり上げた。
そして、小型の銃(見たところ戦闘用ではない)をジャケットの内側から取り出し、空に向けた。

「何をする気だ?」

しんへいが言ったがアドバンは構わず
何もない天井に向けて弾丸を放った。
銃は小型だが、もしそこに天井があるなら、充分届く距離ではある。

―――その時である。

(<B>バチバチバチィッ!!!</B>)




「っ!!?」




なんと、アドバンが放った銃弾は、本来なら天井があるであろう場所にぶつかり、
はじけて砕け散ったのである。
遠くであまりよくは見えないしんへいにも、銃声と、そこにぶつかった時に起きた強い放電の光で、
しっかり状況はつかめた。

「・・・やはりな」

「そう・・・か。 さっきの小さな雷といい、高熱で破裂した銃弾といい、この吹き抜けにはそういう意味があったのか。」

「つまり、この天井は罠だ」

理解したアドバンとしんへいが、同じ事を言った。

「おそらくここは昔、監獄・・・いや処刑場として使われていたんだろう」

「なに? ここが・・・処刑場?」

アドバンの言葉に、しんへいが驚嘆した。

「これはあくまで俺の予想だが、きっと昔、ここに死刑囚をあつめて殺し合いをさせていたんだろう
 ホラ、足元をよくみて見ろ  かすかに血痕が残っている箇所がいくつかある」

アドバンが地面を指しながら言った。
確かに、血のようなものが見られる。
しかも、アドバンは「いくつかの血痕」とは言ったものの、少し奥を見れば、
かなりの量の血が流れた跡や、
中央部の壁にいたっては、人骨らしきものまで見える。



「吹き抜けは、殺し合いから死刑囚を逃がさないための罠だ
 あたかも天井が無いかのようにするため、電気のバリアーのようなものを張ってそう見せかけ、
 上から逃げようと考えた死刑囚を抹殺させたんだろう
 用意周到、一石二鳥の最低なトラップだ
 これに、『勝ち残った奴を解放する』とか言っておきゃ完璧だな」



「ちょっと待った  昔の建物だろ?
 どうやってバリアーなんて張ったんだ? そもそも電気が無いはず」

しんへいが首をかしげて言うように
確かに、昔の技術にいくらなんでも電気は無い。
しかし今、銃弾が電気ではじけるのを見たのも確かだ。

「『超古代文明』って言葉を聞いたことあるか?」

アドバンが言った。






「超古代文明・・・?」






「『超古代文明』っていうのは、俺達が『昔』と言っている時代の更に昔、
もしかしたら地球ができたと言っている時期の更に前かもしれないが、
 現在の科学技術を遥かに上回る技術を使っていた文明のことだ
 今ある飛行車なんかはもちろんあったし、それを使って時空移動ができたとも言われている
 だから、電気バリアーはもちろん、空間をねじ曲げて広い闘技場を
小さな遺跡の中に詰め込む事も可能ということだ
 しかし、そんなものは映画や漫画の中だけだと思っていた・・・」






どうやら最も驚いているのは、彼のようだ。
確かに、今のこの状況で信じざるをえない。
現代の人間が忍び込んで作ったにしては、ここに来るまでに罠がきれいに残りすぎていたからだ。
調査に来た人間も、危険なため奥まで入れた者はいない。



「進みすぎた文明は崩壊を招く  だから現在にはその頃の痕跡は残っていないというわけだ」



「なるほど・・・ここが処刑場だった事には納得できる  
しかし、なんでこんな複雑な建物の奥に作る必要があったんだ?」



たしかに、こんな大きな建造物なら、普通ならもっと広い場所に建てる。
それが、処刑場とはいえ、いくらなんでもこんな地下深くに建てられる意味があるのだろうか。



「隠蔽だよ」

アドバンが答える。

「・・・隠蔽?」



「昔ここにあった国の王か何かが、この闘技場を造らせ、それを市民には秘密にしていたんだろう
 こんな残虐なこと、いくら王とはいえ許されるはずがないからな
 だから、人々は知らずにこんな場所を造らされていたんだ
 きっと昔のお偉いさん方は、観客席に座って殺戮を楽しんでいたんだろうな
 そして、上にある遺跡は、ここが使われなくなった後で隠蔽のため造られた
 ここにくるまでに罠が多すぎたとは思わないか?」



「なるほど、その王の子孫が、先代の悪行を隠すために造らせたと言えば合点がいく」

「そういうことだ しかし、地下に造れば移動手段は絶たれる 
きっとあそこにある扉は、時空移動装置につながっているに違いない」

「なるほど・・・だが、ここには今や遺跡以外の文化の跡はかけらも見られない
 そんな奴が治める国なんて、すぐにきれいさっぱり滅びてしまったんだろうな」
しんへいも納得した。


「しかしそんな事はどうでもいい 俺の目的はアドバン、お前を叩きのめす事だ」


「望む所だ お前には借りがあるからなっ」


アドバンとしんへいが互いに格闘場の中央に向かって静かに歩み始めた。











アドバンとしんへいが、闘技場で鉢合わせたちょうどその頃。





ここは遺跡の頂上。

中央部分に位置するそれは、先ほどの闘技場から見れば真上にあたる。
他の場所は、前に述べたようにギリシャの神殿のようなつくりをしている。
だが、なぜかこの頂上の部分だけ、まるでエジプトのピラミッドの頂上を切り取ったような形をしている。
しかしそれでは、闘技場から見えたはずの空は、塞がれていることになる。
これも空間圧縮技術によるものなのだろうか。

(ブォン)

「わぁっ!」

(ドサッ)

その頂上に、突然、フレが降ってきた。
彼は、お尻をさすりながらブツブツと文句を言った。

「イテテテテ・・・ なんやねん、妙な穴や思って飛び込んでみたら・・・」

と、フレはふと前を見て、言葉を止めた。
いや、正確には、そこに立っている男を見て止めたのだ。

「カスティー・・・!!」

そこに仁王立ちしていたのは、赤い髪の男。
そう、カステラだった。

「フン・・・やはりお前は来ると思った」

カステラは微笑して、言った。

「そうか・・・ワイもそろそろ、決着をつける頃やと思っとった(ザッ・・・)」

フレも立ち上がり、同じように微笑して、言った。
彼はパンパンと砂をはたき落とすと、刀に手をかけた。

「ほな・・・」

「・・・フン」

(ジャキィンッ)

2人は向き合って、構えた。







</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.57
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<CENTER> <TABLE border="0" width="734" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">








49章











フィールドの真ん中では、2人の男が冷静に向き合っている。

早速ムチを取り出し、身構えるしんへい。

「じゃ、行くぜぇ・・・!」

(ヒュッ)

しんへいが顔に向けて振ったムチを素早くかわすアドバン。


「甘いッ!!」

懐に転がり込んできたアドバンに、再びムチを振りつける。

(ビュンッ!!)

しかし、

(ブワッ・・・)

「(何ッ!! 残像!!?)」

しんへいのムチは空を切った。
気がついた時には、もうアドバンが背後にいる。
アドバンの放った右ストレートが「バキィッ!!」と言う鈍い音でしんへいの顔面に直撃し
その衝撃でしんへいの体は勢い良く壁に激突した。ぶつかった壁は大きく崩れ
砂煙が舞い、少しの沈黙が続いた。

「(・・・やったか?)」

(ガラッ・・・)

「・・・!!」

アドバンがふとそちらを見据えたその時、砂煙の中からしんへいが現れた。






「効かないな・・・」






そう言った彼はまったくの無傷だった。
しんへいは顔の前でムチを小さくまとめ、盾にしていたのだ。

「やはり一筋縄ではいかない・・・か」

「こっちも吹っ飛ぶとは思わなかったぜ・・・ッ!!(ビュオンッ)」

「シュルシュルシュルシュルッ」としんへいのムチがアドバンに襲い掛かる。

「この程度っ」アドバンはすかさずムチの進行方向から右に飛んだ。

「フンッ 俺のムチからそう簡単に逃げられるとでも思っているのか」

しんへいのムチは自らが意思を持った生き物かの様にアドバンの体を捕らえ巻きついた。







「何ッ!! くっ・・・身動きが・・・ッ!!」







「オラァッ!!(ビュオンッ)」

ムチでぐるぐる巻きのアドバンは、思い切り奥へ放り投げられ壁に激突した。
凄まじい音と共に崩れ落ちた壁が、その衝撃の強さを表している。






「出て来いよ この程度で参ってしまうあんたじゃ無いって事ぐらい分かっている」



ガラガラと崩れた瓦礫が音をたて砂煙の中から人声が返ってきた。

「俺のお気に入りのコートが台無しだ」

アドバンはコートの裾をパンパンと叩くと
「お互いウォーミングアップは終わったようだな」
としんへいに言葉を返した。



「ああ、この密閉された空間・・・さっきのおしゃべりの時からずっと溜めていた。」
しんへいは両手を前にかざし、ムチを握った右手の横から左手の指でムチをなぞっていく。

「なんだか知らないが・・・そうこなくちゃな」アドバンがフッと笑った。





しんへいの手が、左端まで来た時に、彼は叫んだ。






<FONT color="#00ffff" size="3">『Transform・Four・Dimensions!!』</FONT>






しんへいの掛け声と同時に、2人の周囲の空間がゆがみ始めた。

「・・・? なんだこれは?」

少し動揺したが、アドバンは今おかれた状況を冷静に考えた。

「(なるほどアイツ・・・空間をねじ曲げて別の空間を作ろうってわけか・・・)」

「その様子じゃ、もう何が起きているかわかったようだな さすがだ・・・」

しんへいがそう言い終わると同時に、周囲が紫がかり、完全に四次元空間ができあがった。

「・・・フン、『前置きはナシだ めんどくさいしな』」

「フッ・・・おもしろいッ!!!」

アドバンがしんへいの言葉を真似て言った。
それと同時に、しんへいはアドバンの方へ飛びかかった。








</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.59
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<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">







50章
















周囲を見渡すも、紫がかったマーブルの景色以外、何も見えない暗黒の世界。
四次元空間では、理解すれば、現実では不可能な、様々な事が可能である。
その異空間で、今まさに、闘いが行われているのである。







「くらえっ!!(ブォン)」

しんへいのムチは巨大な斧へと姿を変え、アドバンに襲い掛かった。

「(なるほど・・・なんでもアリなわけね。 ならコッチも・・・) ・・・はぁぁっ!!!」

アドバンは腰をすえてふんばり、なんとしんへいの斧を両手で受け止めた。
しんへいは、振り下ろした斧を持ったまま宙に浮いた状態になった。

「コッチもなんでもアリ・・・ってねぇ」



しかし、しんへいは不敵な笑みを浮かべた。
と同時に、アドバンが抑えている斧の真ん中が針のように伸びた。

(ビュゥッ)

「・・・しまった!!(タッ)」

アドバンは左へ転がり、巨大な針をよけた。

「フゥー・・・」

アドバンは地面(かどうかはわからないが、とりあえず)に手をついて安心した・・・が、

「まだまだァッ!!」

(ヒュッ)

「なっ!?」

しんへいがそのまま飛んでこちらにやって来たかと思うと、斧の先端から針が伸縮して襲ってくる。

「・・・チィッ!!(ゴロン)」

(ヒュッ ヒュッ ヒュッ ヒュッ ヒュッ・・・)

針が連続して襲ってくる。
アドバンは転がりながらそれをよけ続けると同時に
機転をきかせ、飛んでくる針の方へ滑り込んだ。
そしてジャンプ一番、しんへいの背後をとる。

「・・・チッ!!」

後ろをとられたしんへいは、すかさず攻撃をかわそうとするが、アドバンの素早いパンチはよけられない。
有利な形勢を得たアドバンだったが、次の瞬間自身の目を疑った。








しんへいが目の前から消えた・・・







ふと後ろを振り返ると、しんへいがいるではないか。

「(瞬間移動!?)」



アドバンがしんへいの姿を確認した時、
大刀に変わったしんへいの武器がアドバンのわき腹に突き刺さっていた。
しんへいがそれを抜き取るとあたり一面にアドバンの真っ赤な血しぶきが吹き上がった。
しんへいは勝ち誇ったようにうずくまるアドバンに言葉を放った。













「あんたは強かった しかし、この4次元空間に於いては誰人も俺を倒す事は出来ないんだよ」













「おいおい、勝手に完結するんじゃねぇ〜よ」
アドバンは、吹き出る血流を両手で押さえ、
明らかに今までとは違った目つきでしんへいを睨みつけた。



「こいつを使うと完全に心を支配されちまうんだが・・・今はそんなこと言ってられねぇ〜・・・か」














「な・・・何をする気だ貴様!?」














しんへいが叫ぶと、アドバンは両手を前にかざし、



「我、ココニ在リ」



と小声で呟くとかざした両腕を、大きく左右に開き、



「我ノ内ニ住ミシ忌マハシキ者、力ヲ貸シ給ヘ。 我ノ魂、貴様ニ授ケ給ハン・・・」





彼が、何か呪文のような、その何かの言葉を唱えた、次の瞬間。








(ゴゥッ・・・)

「(!? なッ・・・なんだ!!?)」

アドバンの両腕をすり抜け、しんへいに向かって風が吹き抜けた。
普通ならそれほど驚くようなことでもない。
しかし、しんへいが驚いたのは、これは<B>四次元空間ではあり得ないこと</B>だったからだ。

「<B>・・・なッ?!</B>」









すぐに冷静になろうと、アドバンの方を向き直った彼は、見た。
その瞬間、彼は完全に冷静さを失い、その場にすくみ上がってしまった。
見た、と言うより、見てしまったのだ。









―――――そう、その全てを燃やし尽くし、飲み込んでしまいそうな、紅蓮のごとく赤く燃えるような眼を












「<B><FONT size="+2">今コソ、我ノ中ニ眠リシ魔人、呼ビ覚マス時ッ!!!!!</FONT></B>」











それはもはや、この世のものではないと言うほど、恐ろしく、おぞましい。

両膝をついて、真っ青になったしんへいが見たのは、巨大な、そう、






紛れもなくそれは、紅蓮の目をした鬼。











完全に戦気を失ったしんへいは
その凄まじいまでの凶暴な気を発する獣に首根っこを掴まれ、目は白目をむき口から泡を吹き出した。
しんへいは最後の力を振り絞り、言葉にならない言葉をその獣に発した。











「や・ 止めろ・・・ 俺を殺したら・・・ この4次元空間から・・・・ 二度と出れない・・・・」












しかし既に獣と化し、自らの理性と意思を失っているアドバンにその言葉は届かなかった。







</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.60
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<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">







51章














ちょうどその頃、遺跡の外では―――














「あーあーあー・・・なんかヒマだし心配だし落ち着かないなぁー・・・。」














ウォッポがヘリの周りをブツブツ言いながら歩き回っている。

「なんだかなぁー・・・うーん、そうだな・・・遺跡の周囲の調査でもしておくか!
 何かあった時のために、少しは調べておかないとな!」

彼はそう言うと、門をくぐり、遺跡の外壁にそって歩き始めた。








「フンフフンフフ〜ン♪」

鼻歌をこぼし、壁に手をかけながら歩くウォッポ。
調査ではなく、散歩であることは明らかだ。
と、その時。



(カチッ)

「ん?」

ウォッポの指先の違和感とともに、妙な音がした。










「なんだ・・・このスイッチ?」









彼はどうやら、何かのスイッチを押してしまったようだ。
石でできた壁とは違い、なぜか少し機械的なつくりの赤いスイッチ。
ウォッポが先の方をよく見ると、似たようなスイッチがいくつかある。
青、緑、黄、オレンジ・・・といった風に、色もさまざまだ。


「まあ・・・今なんともなかったし・・・いいだろ!(タッ)」

ウォッポはそう言うと、壁に手をついたままダッシュして、スイッチをどんどん押していった。

(カチッ カチッ カチッ カチッ カチッ カチッ・・・・・)











きっと、ピンポンダッシュより、駅の英語訳のスイッチを押しながら走るより、何より至福だろう。
そもそも、ボタンに色が付いているということ自体が、彼には面白くて仕方がない。

「フンフンフ〜ン♪ おっ・・・なんだ、もう終わりか」

最後の黒いスイッチを押した彼は、立ち止まって少しガッカリした。

「あ〜でもいいヒマつぶしになったなぁ〜!! んっ?」

走って少し疲れたウォッポが伸びをした、ちょうどその時である。












(<B>ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・</B>)

「なんだなんだ!? 地震か!!?」











急に地面が揺れ始めた。
しかも、揺れ方が尋常ではない。
少し遠くを見ると、すでに2本ほど柱が倒れている。

「えっ? なに!? もしかして俺のせい!!?」






(ひゅ〜・・・・・ズドォォォン!!!)

動揺していた彼の目の前に、遺跡の一部と思われる大きなブロックが落ちてきた。












「<B><FONT size="+3">・・・・・大変だあああああああああ!!!</FONT></B>」











散歩をしていて死んだなんて、よもやそれで仲間を殺したなんて、すごく最悪でバカなことだ。
彼はとりあえず崩れ始めた遺跡から離れ、ヘリに向かった。















</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.62
日時: 2004/09/06 23:30 [フォントカラー/背景色:/]
背景画像: ../img/bak29.gif

<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">







52章










東西南北の各方面で激しい戦闘が繰り広げられているそのころ、
南が丘基地を抜け出したアロハーとアフロの二人は
高台にたどり着き、英雄レビンの記念碑の前に立っていた。









レビンの銅像は、遥か未来を指し示すかのように右手を45度の角度で伸ばし、
下に降ろされた左腕の拳は戦う意志を現しているのであろう力強く握りしめている。






「アロハーはレビンと面識があったんだよな」

「ああ、レビンの元で今のお前のように本部隊員として活動していた」

「レビンは死んだのか?」

「いや、おそらくどこかで生きているだろう」

「どこかって?」

「地球以外のどこかだろうな」

「! どういうこと?」

「おそらく彼は地球上の人間ではなかった
アフロもそうだが今、人間ばなれした特殊な能力を身に付けた人間達がこの地球に出現してきている
この特定の人間だけが持つ特殊な能力、これも彼が何かしら関係している可能性が高い」

「どういう事?」

「詳しい事は俺にも分からん だが彼が突然姿を消した後
彼の素性を知るべく俺はさまざまな資料を調べてみた」







そう言うとアロハーは懐から1枚の写真を取り出しアフロにそれを見せた。
その写真が数十年前のNASAの基地で取られた記念写真であることはアフロにも直ぐに理解出来た。







「この写真は今から100年程昔に撮られた物だが
この最前列に写っているこの人物を見てみろ」
アロハーが写真の中のある人物を指差した。

「こ! これは!」

アフロはその人物の顔を見て驚嘆した。スナップに写っているその人物は
今アフロの目の前にある銅像のレビンその人だった。









「アロハー! これはどういう事なんだ! 何で100年も昔の写真にレビンが・・・」









「詳しい事は、今は廃墟とかしているであろうそのNASAの基地跡に行って
調べて見ない事には俺にも何とも言いがたい・・・」

「それよりも今はこの記念碑に隠されたあれを引っ張りだす事が先決だ」

そう言うとアロハーは記念碑の土台部分の側面のブロックを手探ると
ジャックナイフで一つのブロックを取り外した。
そして中にあったボタンを押すと記念碑の土台部に地下への入り口らしき物が姿を現した。




「ついて来いアフロ」




二人はその暗闇の地下へ入るとライトを照らして更に先へと進んでいった。

「アロハーが言ってたレビンの遺言っていったい何の事だ?」

進みながらアフロが質問した。







「エンフォーサの開発が彼の号令の元推し進められた事はお前も知ってるだろ
そのエンフォーサ計画書の中にレビンが重要項目として書き記した項目がある」

「その重要項目の内容は?」

「これがその項目に記載されている内容だ」

そういってアロハーは辿り着いた地下空間の照明スイッチを入れた。












「な! なんでこんな所にこんな物が!!」

照明に照らされたそれを見てアフロが思わず言葉を発した。






<img src="http://www.musou.up-jp.com/lime/lime.cgi?15">

</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.63
日時:  [フォントカラー/背景色:/]

<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">53章

基地裏の林に飛び込んだモーアーは、藪に気づかれぬ様に
木の陰に身を隠しながらジワジワと接近していった。

と、その時モーアーの足が何かを踏みつけた。

(し、しまった! トラップ!)

仕掛けられた地雷をモーアーの右足が確かに踏みつけていた。
足を外せば「ドカン」といく事は間違いない。

モーアーは辺りを見渡しその場から手の届く範囲にあった大きめの石に
ひもをくくり付け、押されたスイッチが上がらないように手で押さえ
慎重に右足を外すと変わりにその石を乗せた。

そしてそのひもをはわせ、場所を移動すると
そこからひもを一気に引っ張り地雷を爆破させた。

「ド〜ン」という音と共に土煙が舞い上がった。
それに気づいた藪が銃を構えて草むらから姿を現した。

「誰だ!」

次の瞬間、モーアーが藪の側面から銃を打ち抜いた。
銃を弾かれた藪がモーアーの存在に気が付いた時
モーアーは藪に向かって突っ込んで来ていた。

「モーアーか! これでも食らえ!!」

藪はベルトのポーチから1本の針金を素早く取り出し
向かってくるモーアーに投げた。

それは錠前壊しを得意とする彼のピッキングツールで
彼はその針金を自在に操る事が出来る。
藪が指先を巧みに動かし最後に右腕をグッと体に引き付けると
投じられた針金が空中で輪っかを作りモーアーの足首にそれが嵌り
両足に絡みつくような形で針金がロックされた。

不意に足を取られたモーアーは勢い良く地べたに頭から突っ込んだ。

すかさず藪は、2本目の針金を投じ、それがモーアーの首にロックされた。

モーアーがその針金を取り外そうとするが・・・


「悪あがきはしない方がいいよ 力ずくで外そうとする程絞めこんでくるからね」

針金は独特の絡みでモーアーの首をロックしていた。

藪が手先を複雑に動かし、それに伴いロックされた針金がジワリ、ジワリとモーアーの首を締め込み始めた。

「クッ・・・苦しい・・・息が・・・」

この状況をどうする事も出来ないモーアー。

藪が止めとばかりに更に指先を動かしだしたその時である、
「やめろ! 直ぐにその針金を解くんだ!」
と何者かが藪の背中に銃を突きつけ叫んだ。

それは弾かれた藪の銃を手にしたパワ助だった。

「君は・・・パワ・助・・」

「脅しじゃないんだぞ! ちっちゃいからって舐めたりすると後悔するよ!」
パワ助はまだ幼いが、それでも自分のシティーでいざという時は銃を片手に戦場を駆け巡ってきた。
その行動力は大人顔負けでもあった。

その場慣れした雰囲気を読み取った藪は言われるままにモーアーのロックを解いた。

「パワ助、君なかなかのもんだね 
おかげで命拾いしたよ ありが・・・!!
パワ助!! 危ない、伏せろ!!


パワ助目掛けてドッチボール程の大きさの炎の玉が飛んできた!

とっさにそれを交わしたパワ助だったが、その一瞬の隙をみて藪がパワ助から銃を奪い取った。
それを見たモーアーが腰からデリンジャー(2発入りの小型拳銃)を抜き
藪に向けて発砲した。それはドリックが作り出した例の洗脳を解くワクチン入りの弾丸で
藪の腕に突き刺さって藪はそのまま意識を失いその場に倒れこんだ。

その炎の玉を誰が放ったかはモーアーには直ぐに分かった。


「よう、モーアー 久しぶりだな」

火炎がモーアーの前に姿を現した。

章の終わり</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </CENTER>
メンテ
ファイルNo.64
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<CENTER> <TABLE border="0" width="732" cellpadding="0" cellspacing="0"> <TBODY> <TR> <TD align="center">54章

モーアーは来るべき時が来てしまったと、心の同様がそのまま顔に現れている。
両親のいない彼にとっては父親的存在と言っても過言では無い火炎
いつも人一倍親身にモーアーの面倒を見てくれたその恩人との命を張っての真剣勝負。

「お前がどれ程強くなったか、その実力を俺に見せてみろ 
俺は容赦などしないぞ、全力で掛かって来い!」

火炎が地を蹴りモーアーに飛び掛って来た。

(例え戦いに敗れても、無様な戦いだけは出来ない
全力で戦おう それが今日までお世話になった火炎さんへの礼儀だ)

モーアーの目付きが変わった。鋭く研ぎ澄まされた眼光で火炎を迎え撃つ。

「テヤァー!!!」

火炎のキックの連打を受身で交わしながら、パンチを繰り出すモーアー。
鍛え抜かれた互いの筋肉が激しく激突する。

その凄まじい格闘の様をまじかで見ていたパワ助に
この二人の男の戦いに自分が関与する余地など有りえない事を
十分に感じ取っていた。ただその戦いの行方をじっと見守るだけであった。

「やるなモーアー 泣きべそだったお前が、よくぞここまで自らの肉体を鍛え上げたと褒めてやるぞ」

幼き日のモーアーは何かあるといつも兄アフロの後ろに隠れ、脅え半べそをかいていた。


(回想シーン)

「モーアーどうした?」

学校から泣きながら帰って来たモーアーを心配そうに火炎が出迎えた。
単身物の火炎は日頃アロハーの家に遊びに来る事が多く、
本部隊長という責務から家をしばしば留守にする事も多かったアロハーだが、
そんな時はいつも火炎が泊り込みで兄弟の面倒をみてやっていた。
当時小学生だったアフロ兄弟はそんな彼にすごく親近感を持ち
学校の事、友達の事、何でも気軽に話せる良きおじさんでもあった。

「またいじめられたのか・・・
いいかモーアー、男の子ってのは
例えかなわないと分かっていても、
決して敵に背を向ける事無く、勇気を出して
戦わなければいけない時だってあるんだぞ〜」

火炎はまるで自分の子供に言い聞かせるかのように
モーアーに言って聞かせる。

「もう泣くんじゃない
カッコ悪いぞ男の子がいつまでもめそめそ泣いてたんじゃ
よし、お前が強い男になれるように俺が稽古を付けてやる」

「火炎さんが?」

「おうよ! 明日からお前もアフロと一緒にジャスティスの道場に来い!」

あくる日から火炎の稽古が始まった。
臆病だったモーアーも大好きな火炎となら厳しい稽古も楽しかった。

稽古の中で自信を身につけ日に日に逞しく成長していくモーアーの姿を
誰よりも火炎が一番喜んだ。
自分が昔生き分かれた自身の息子とモーアーの姿が彼にはダブって見えていたのかもしれない。


(回想シーン終わり)


肉弾戦は五分と五分。
そう見切りを付けたのか、火炎が後ろに跳躍し間合いを取った。

「紅蓮の炎『炎渦』!!!」

火炎の右腕が炎と化すと巨大な炎の渦がモーアーに襲い掛かる。

右手でホルスターからシーザーを抜き取ったモーアーは同時に左手でデリンジャーも抜き取り、
シーザーから6発、デリンジャーから1発の弾丸を発射させた。
もちろん、デリンジャーの1発は例のワクチン弾である。

「パス! パス! パス!」

モーアーの掛け声と共にそれらの弾丸は一斉に方向を変え4方に飛び散ったが、
既に火炎が作った炎の渦がモーアーを飲み込み
その炎の渦はモーアーを中心に次第に収縮していく。
その反面、炎は益々激しく燃え上がり、その中に閉じ込められたモーアーの生存はもはや有り得ない。

「ここまでの奴だったか・・・」

火炎がそう呟いた矢先、彼を取り囲むように6発の弾丸が飛んできた。


「!! この炎の中であいつはまだ生きているというのか?!」


炎が勢いを無くし中から2酸化炭素の層で炎を完全にブロックしていたモーアーが現れた。

弾丸を交わそうと慌てて跳躍した火炎を上空で待ち構えていた最後の1発が捕らえた。
その1発は火炎の背中に見事に突き刺さり、火炎は地に落ち意識を失った。

モーアーは倒れた火炎に駆け寄り、彼の意識が戻るまで
その場を離れる事は無かった。


終わり〜
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メンテ

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