〜西海岸〜











「俺はここに残って全体の指揮を取る そっちは頼んだぞ」
ガンクがジェット・スキーに跨る速に声をかける。
「任しといて!」速は意気揚々と空母から飛び出して行った。










海からの進入ポイントも当然敵は把握しており、
海岸には多数の敵兵が銃を構えて待ち伏せしていた。










速は豪快な水しぶきを上げながらジェット・スキーを走らせる。
「海岸べたにざっと20人・・・対した奴は居ないようだな〜 ちょっと脅かしてやろう♪」









(射程距離に入ったら一斉射撃だ全員構えろ!)









海岸べたの兵士達が、向かってくる速馬に標準を合わせ
トリガーを引く指に神経を集中させる。
と、次の瞬間、兵士達は自分達の目を疑がった!











大型戦艦が目前に迫ってくる!!

「な! 何〜!










兵士達はその信じられない光景に頭の中はもうパニック状態。
戦艦は海岸の砂浜をえぐりながら海から陸地へと乗り上げて来た。
その場に居た兵士達は潰されまいと必死に逃げだす。



このいきなり現れた大型戦艦・・・
実は速が作り出した幻想だと彼等が気づいた時には・・・









既に速は敵陣の真っ只中にいた。








彼は自慢の香港カンフーで次から次へと敵兵を倒し
素早い動きで敵陣内を駆け回る。










「そっちにいったぞ!」

敵兵のマシンガンが速に向かって炸裂した。

--ズダダダダ--










「グフッ」弾丸の荒らしを浴びたのは意外にも見方の兵士だった。

「僕はこっちだよ!」

弾丸を放った兵士の真後ろから声がした。
慌てて振り返った兵士は
速の姿を見る事も無く
蹴りだされたハイキックで宙に舞う。
速の作り出す幻影にほんろうされる兵士達。








速は「ハッ!ハッ!」と歯切れの良い掛け声を発しながら素早い突きを連打し、
留めとばかりに空中回し蹴りで兵士の頭を蹴りぬくと、「バキ」と言う鈍い音と共に
兵士が目を白くして吹き飛ぶ。







一人、また一人と地べたに這いつくばる兵士達。







気が付けば、わずか5分たらずで
海岸べたの敵兵20人を片付けてしまっていた。




「さてウォーミングUPは完了!」




更なる強敵がその先に待ち構えている事を速は既に感じ取っていた。
そしてそのツワ物が発する気配が、身に覚えのある物だと言う事も・・・